Appleは、今年の6月3日から7日にかけてサンノゼ(San Jose)のマッケナリー(McEnery)コンベンションセンターで開催されると考えられているWWDC(Worldwide Developers Conference)の年次総会で、次世代のハイスループットモジュラー式Mac Proアーキテクチャのプレビューを検討していると伝えられています。
モジュラー式Mac Proについては、以前当ブログでもお伝えした通りです。
Mark Gurman氏がブルームバーグ(Bloomberg)で、AppleがWWDCのイベントで、内部向けに「ハイエンドのMac Proの新しいバージョンをプレビューすることを重視した」と書いています。
内部事情に精通した人物によると、AppleはWWDC 2019で夜間での視認性を容易にするためのiOSのシステム全体のダークモードの採用やiPad用の新しい生産性向上ツール、その他の機能強化を含む新しいソフトウェア機能発表する予定とのことですが、それ以外にこのモジュラー式ハイエンド・ハイスループットのMac Proについて発表が行われると思われます。
この新しいモジュラー型のMac Proデスクトップを設計する際に、Appleは新しいPro Workflowチームに顧客からのフィードバックに耳を傾け、エンジニアリングチームが最も要求される機能のいくつかを考慮に入れるように指示したということです。
報道によれば、Appleはプロのクリエイティブユーザーにフラストレーションや摩擦を引き起こす可能性がある固執点をより的確に特定するために多くの時間を費やし、常連客および受賞歴のあるアーティストやエンジニアからのフィードバックに耳を傾けたということです。Appleにしては珍しいですね。笑
2018年4月に、Macハードウェアマーケティング担当シニアディレクターのTom Boger氏はメディアに向けてこう語っています。
私達はプロの顧客のワークフローについてもっとずっと深く理解していて、そして今日の最先端技術だけでなく、最先端技術がどこに向かっているかについても理解しています。 そしてMac Proの設計上で私たちはそれらにとてもとても真剣に取り組んでいます。
次世代Mac Proは今年2019年に発売されるとみられていて、TF International Securities(天風国際証券)の著名なアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)氏によって今年登場すると予測されている31.6インチのアップル初の6Kディスプレイと、新しいMini LEDライクなバックライト設計による「優れた画質」を実現するものとみられています。
Mac Proにモジュラー式が実現すると、Mac ProでもPC自作機のようにSSDやグラフィックボードやメモリなどが換装可能になることが予測されますが、しかしやはりApple製品・Macであることから、ある程度の制約は出てくるだろうと思われます。その制約がどのくらいになるか、そこに焦点が集まります。そしてモジュラー式ではありつつ、ベースグレードの価格がどのくらいのスペックになるか、またどのくらいの価格になるか、気になるところです。
記事は以上です。
(記事情報元:iDownloadBlog)