もしメーカー企業が利益率を保ちたいならば、販売台数を増やすだけではなく、もう1つの有効な方法は”コストダウン”だ。Appleは今年第一四半期で在庫調整を行う予定で、更に最近サプライチェーンに連絡をとり、価格調整をしているという。
Apple、主要部品メーカーに10〜20%の値下げ要求か
サプライチェーンからの情報によると、Appleは今回サプライヤーに10〜20%の値下げを希望しているといい、そのサプライヤーの中にはSHARP(シャープ)、LGD(LGディスプレイ)、JDI(ジャパンディスプレイ)、タッチパネルのTPK-KYやGIS-KY、カメラのレンズメーカーの台湾玉晶光、そしてマイクやスピーカーなど音響モジュールのサプライヤーの台湾美律等が含まれるという。
サプライヤーチェーンによれば、今年は中国大陸地区だけではなく、台湾でも人件費の上昇があり、多くのサプライヤーはより大きなプレッシャーを感じることになるという。
昨年8月にも更に小さな部品メーカーへの20%程度のコストダウンを実施
Appleはその利益率を維持するために、更に多くの新しいサプライヤーをサプライチェーンに加えたいと考えているようで、このことはサプライチェーンに一定の変化をもたらすとみられている。昨年8月、Appleは更に下請けの大部分の部品メーカーに対して価格を20%近く調整(コストダウン)したという。そして今回更にAppleのサプライヤーが価格調整を迫られているという情報が表に出たことで、Appleは再度サプライチェーンをトランプのカードよろしく”シャッフル”しようとしているのかもしれない。
ティム・クックCEOにとっては朝飯前の仕事?
本来IBMにいたころからサプライチェーンの管理が本業だったAppleのティム・クック(Tim Cook)CEOからすればこんなことは”朝飯前”の仕事なのかもしれない。
記事は以上。
(記事情報元:WeiPhone)