iOS7.1〜iOS7.1.2対応完全脱獄ツールPanguのCydia内部ツール「Pangu 7.1-7.1.x Untether」。
昨日待望のアップデートがあり0.3になったのだが、脱獄界の大物で著名なiOSハッカーの@iH8sn0wや、Cydiaの父である@Saurik達は、ユーザ達にアップデートをしないように呼びかけている。@iH8sn0wはPangu0.3の内部コアセキュリティホールがハードウェア通知に依頼しているものがあり、もしユーザのデバイスのディスプレイ(フロントパネル)が違法に製造されたもの(要はApple公認ではないニセモノ)の場合問題が出る(アプリがクラッシュするなどする)とのこと。なぜなら、アプリは光センサーのチップに依頼したりしているからだという。Panguの開発者ら(Panguteam)は既にハードウェア通知の対象をコンパスや温度センサーに切り替えているが、一部の端末ではこの問題が未だに発生しているという。
もし問題があった場合、いくつかの脱獄Tweak(脱獄アプリ)を削除すると解決する場合があるという。その脱獄TweakにはGestureMusicControls等などが含まれるという。またiOSバージョンが7.1など少々古い端末の場合、Safariや計算機などのオリジナルアプリにも問題が出るようで、Pangu 0.3に更新した後にクラッシュしてしまうようだ。SaurikはPanguチームと既に連絡をとってこの問題について検討し、新しい更新パッチを用意するように要求しているとのこと。
Panguteamもこの問題について認識しており、既にSaurikに連絡して現在のPangu0.3をCydiaから消すように申請しているとのこと。既に0.3にCydiaで更新してしまった人は、次のアップデートまで待つしかないようだ。
対策としては、ディスプレイを交換した端末ではアップデートは控えるか、iOS7.1.2(最新バージョン)にてPanguでもう一度脱獄するしかないが、まずはCydiaでの「Pangu 7.1-7.1.x Untether」の更なる更新パッチを待った方が良いかもしれない。
記事は以上。