Appleの特許出願内容からTouch IDの安全性を司るSecure Enclaveユニットの秘密が明かされる

xiaolong

10年前

今年9月に販売された、Apple iPhoneのフラッグシップモデル、iPhone5s。
そのiPhone5sのホームボタンの上には、
初のTouch IDが搭載され、
ロックスクリーン解除やApp Storeでの購入の際のパスコードやパスワード入力を指紋で行え、
非常に便利になっている。

このTouch IDの安全性について疑問を抱く人もいるだろう。
しかし、Appleは当然この安全性については対策を施している。

以前のiPhone5sのコマーシャル動画で、
Appleのハードウェアエンジニアリングの上級副総裁のDan Riccioが強調したように、
「ユーザの全ての指紋情報は暗号化され、A7チップのSecure Evclaveユニットの中に保存される。
そこは全ての外部と遮断され、
Touch IDのセンサーのみが指紋情報とアクセスできるようになっている。
その他のソフトウェアは指紋情報にアクセスできず、
Appleもそれらの指紋情報をサーバやiCloudにあげるようなことは絶対しない」
としている。

数日前、アメリカの特許商標局がとあるAppleが出願した特許を公布した。
その特許とは、上述のSecure Enclaveユニットに関連するものだ。
この特許の中でAppleは、Secure Enclaveプロセッサは、
主に暗号化をその主要任務とし、
権限を持つユーザの指紋情報を暗号化するとしている。

Appleは2013年度の第一四半期にこの特許を出願しており、
発明者としてWayne Westerman、Byron HanとCraig Marciniakが連名で記載されている。

本当に指紋情報が外部に漏れていないかどうかは、
神様とApple様のみぞ知る？

記事は以上。

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(2012-08-25)