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アベノミクスの円安、Apple製品の値上げにも繋がる

アベノミクスで急激に進んでいる円安。
Apple製品の中でも、iPadシリーズやiPod Touchシリーズにも影響が及び、
特にiPad Retina Displayモデルは1万円以上の値上げで、
最大1万3千円もあがる。

Appleは今日2013/5/31現在のところ、
上記の2シリーズのみの値上げしかしていない。
これがiPhone・MacbookやiMacなどに影響していくかは未知数だが、
製品を限定して値上げしているのは戦略的なものを感じざるを得ない。
値上げしていない今のうちに買えよ!とばかりに、
iPad/iPod Touch以外の製品の駆け込み需要を創りだそうとしているに違いない。

輸入品の値上げはApple以外の広範囲にわたる海外製品に及ぶようだ。

円安が日本国内では庶民の生活に影響が出ていることが、
バカ売れしている製品(ここではApple製品)によって顕著になるといういい例だと思う。

そしてこの急激な円安は、
日本円で給与や年金をもらって中国で暮らす人(2月までだが)にとっては大打撃だ。
もちろん、輸出型の企業にとっても大打撃だ。

コンシューマーはAppleのように一夜にして突然2割も値上げをしても、
涙を呑んで買うしかないが、
企業の顧客だったら何の告知もなくいきなり納入額を2割アップなんて、
当然ながらのんでもらえるわけがない。
実際この円安で、日本円と人民元レートは4割近く変動した。
いきなりコストが4割もアップするのである。

これまで4割も利益を取っていたところなら問題ないだろうが、
基本的に今のご時世、
そんなに利益を取れる商品など殆ど限られている。

これまでが異常な円高だったということもあるとは思う。
政府が超膨大な借金を抱え込んでいる間、
実際はもともと円に価値などなかった。
取引の中で中間通貨に使われていただけだろう。

為替の動きは、自分で動かしている人とそれに近い人以外は誰にも読めない。
日本と海外の間に立つ企業は、
日本への輸入ではなく日本からの輸出、
そして現地での販売へ、
ますますビジネスの形を変えていかなければならないだろう。

なんて偉そうなことを書いているが、
結局中国在住の自分も人民元やその他安定した外貨を稼ぐ商売をしていかなきゃいけないのねー
ということだ。

大変な世の中になったが、
どんなに世の中のどこかの数値が変動しても、
影響を最小限に抑えられるような生活環境を作り上げていきたいもんだと思う。

ざっくばらんな内容になって申し訳ない。
異論・反論・ご意見がある方はぜひコメントを。
明日はAppleの新製品に関して書こうと思う。

記事は以上。

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