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製造終了のAirPort Expressに新たなファームウェアが提供、AirPlay 2に対応

Appleは本日、AirPort Express(802.11n)用のファームウェアの最新版、7.8アップデートをリリースしました。今回のファームウェアでは、AirPlay 2がサポートされています。新しいファームウェアは、iOSデバイス上のAirPort Utilityアプリ経由で、AirPort Expressにダウンロードして適用し、アップデートすることが可能です。

ちなみに2012年に発売されたこのAirPort Expressは、現在既に生産終了(ディスコン)となっていて、新規の販売は行われていません。

AirPlay 2に対応、iOSデバイスではiOS 11.4.1かiOS 12ベータ版が必要

バージョン7.8のファームウェアを適用後、iOS 11.4.1かiOS 12を使用すると、AirPort ExpressがAirPlay 2に対応します。AirPlay 2に対応することで、2012年モデルのAirPort Expressでも、HomePodやApple TV、SonosスピーカーなどAirPlay 2対応のデバイスによって、複数の部屋でのスピーカーの異なった運用などに対応できるようになる、ということになります。

ちなみにこのファームウェアがリリースされる前にも、iOS 12のベータ版で、既にAirPlay 2のペアリングデバイスとして、AirPort Expressがホームアプリに登場していることは知られていて、ニュースにもなっていました。

AirPortシリーズは製造終了、ただし5年間はサポート継続

Appleは今年4月、このAirPort Expressを含むAirPortワイヤレスルータシリーズの製造停止を発表しました。Appleは当時、AirPort製品は販売を続けるものの、現在庫が終了次第販売を終了するとしていました。AppleのAirPort開発チームは既に解散されていますが、今でもAppleは購買したユーザに対するサポートは続けています。Appleは将来5年の間は、現行のAirPort製品に対してサービスや部品交換プログラムなどを提供するとしています。

今回のファームウェア更新も、そのアフターサービスの一環として行われたことになります。

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors

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