スペックが最も低いデバイスで最新のOSを動かしても、新しいデバイスにはやはりかなわない。もしAppleがWWDCでiOS 9がiPhone 4sをサポートしないと発表していたら、いったいどんな結果になっただろう?
AppleはiOS 9が正式リリースされてから1週間後に、App Storeへのアクセスへの統計結果として、既に50%以上がiOS 9にアップデートしていると豪語した。しかしAppleはiOS 9をインストールしたデバイス毎の数量やアップデート率については明らかにしなかった。そうなると、やはりサードパーティのマーケティング統計の数字を見るしかないだろう。Localyticsが公開した最新のデータによると、9月末までに、iOS 9へのアップデート率は46,6%だということで、Appleが公式に発表したデータと異なっている。
そしてこれは予想通りだが、若いデバイスであればあるほど、iOS 9へのアップデート率が高いことがわかった。以下に一目でわかるグラフがある。
iOS 9がリリースされてそろそろ2週間が経つが、Appleは既に2つの小さなアップデートをリリースしている。記事更新現在の最新バージョンはiOS 9.0.2だ。iOS 9.0.1でもiOS 9.0.2でも、Appleはシステムのセキュリティホールの修正や改善、最適化を行っており、新機能の追加は行っていない。Appleは更にiOS 9.1のベータ版をリリースして準備を進めており、iOS 9.1の正式版は11月にリリースされると思われる。iOS 9.1はiPad Proと同時にリリースされるもようだ。このiOS 9.1ではiPhone 4sのパフォーマンスが少しは改善されているだろうか?
記事は以上。