Apple Insiderによると、カナダのRBC Capital MarketsのアナリストAmit Daryanani氏が今週、投資者向けのメモで、今年9月にリリース予定のAppleの次世代iPhone【iPhone 7(仮称)】についていくつかの見解を述べていることがわかった。
iPhone 7ではますます5.5インチモデルの需要が高まる
コンシューマ市場において、iPhoneの5.5インチのような”ファブレット(Phablet=Phone+Tablet、スマートフォン+タブレットのような端末)”のディスプレイへの需要が高まっていることから、iPhone 7の販売初期段階では”iPhone 7 Plus”の出荷台数はiPhone 7全体の3分の1ほどになると見積もられている。
iPhone 6 Plusという5.5インチの更に大きなディスプレイモデルが出現した後、市場のますます画面が大きいデバイスへの要求に合致していることを理由に、Appleは今回のiPhone 7においては、5.5インチ版の出荷量を更に多めにしたいと考えているようだ。
デュアルレンズカメラ部品の供給不足が原因でiPhone 7 Plusは品薄になるとの予想
Daryanani氏は今年の”Plus”版には噂通りデュアルレンズカメラが搭載されるものとみているが、しかし同時にこのデュアルレンズカメラの部品が原因で販売初期では供給不足になるという見解を示しており、Appleは既にサプライチェーンに市場の要求に沿ってキャパを増やすように指示を出しているという。
iPhone 7についてのこれまでの情報まとめ
iPhone 7については4.7インチモデルの情報はこれまでも色々と出ているが、5.5インチモデルについては情報があまり出ていない。これまでのiPhone 7の噂をまとめると以下の通りだ。もちろん100%確定されたものではない。
- 100%TSMC製のA10チップ搭載
- 外観では、アンテナ線が上下に寄り、横線がなくなる
- 3.5mmイヤホンジャック廃止
- 防水性能改善
- 更に速いLTE接続
- 内蔵メモリは32GBから開始
- ブラックモデルが新たに追加
- 5.5インチモデルはRAMが3GBに
- 5.5インチモデルにはデュアルレンズカメラ搭載
そしてこれまでのiPhone 6s/6シリーズでは、4.7インチの通常版と5.5インチのPlusでは、サイズとバッテリー持続時間以外の性能・仕様としてはカメラの手ぶれ防止機能の有無くらいしか違いがなかった。しかし今回もし2モデル展開となり、5.5インチのPlus版のみにデュアルレンズカメラや3GBのRAMが搭載されるということになれば、5.5インチモデルを選ぶ人も更に増えてくると思われる。
更に新色としてブラックが追加ということになると、ブラックの5.5インチモデルが初日から数日は香港ですごいプレミアがつきそうな予感がする。。
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(記事情報元:Apple Insider)