Appleとサムスン（SAMSUNG）はスマートフォン業界のほぼ全ての利益をこの2社で分け合っているが、サムスンは人海戦術かのような出荷台数に依頼してきたのに対し、Appleはハイエンドの市場を主に狙って大成功を収めている。そしてAppleが得意なハイエンド市場でAppleと戦えるのはサムスンくらいしかないのだ。

サムスン、Galaxy Note 7の製造停止か、Appleには”神風”？

韓国のメディアによると、サムスンは現在の主力製品であるハイエンドモデルのGalaxy Note 7の製造停止を決定したという。そしてこれはAppleにとってはまるで”神風”のようなグッドニュースだろう。このライバルの大コケによって、これから訪れるクリスマス・年末商戦に向けて、iPhoneの製品ラインの売上が飛躍的に伸びる可能性がある。

ウォール街のアナリスト達もAppleが最大の受益者と分析

サムスンがGalaxy Note 7を製造停止するというニュースは、テック業界を震撼させただけではなく、ウォール街のアナリスト達もあまりの突然の出来事に致し方ないととらえているようだ。しかしその驚嘆の後、アナリスト達はすぐに反応を見せ始めた。多くの人が、Galaxy Note 7の製造停止で最大の利益を享受するのはAppleだという見方をしている。「今年のiPhone 7にはイノベーションが不足していた。しかしサムスンがGalaxy Note 7のリコールをして更に生産停止まで決定したということは、
ハイエンド市場には選択肢が少なくなったということだ。ということは、もともとGalaxy Note 7を購入しようとしていた層の多くがiPhone 7に流れるということだ」

既に37％の人がApple iPhoneへの乗り換えを検討

Galaxy Note 7がリリースされた時、多くのマーケティングリサーチ機構はGalaxy Note 7を求めて並ぶ熱狂的なファンを見て、サムスンの新しいフラッグシップモデルはiPhone 7の最大の脅威になるだろうとふんでいた。一部のアナリストは、Galaxy Note 7はAppleファンのAppleへの”反逆”を生むのではないかとさえ分析していたほどだ。既にある会社の調査では、Galaxy Note 7の連続バッテリー爆発事故があってから、37％もの人がiPhoneへの乗り換えを考えているという統計結果が出ている。

今年のクリスマス・年末商戦シーズンで、Appleは株主が満足するような結果を残せるだろうか？

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（記事情報元：WeiPhone）