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スノーデン、iPhoneが年末までに世界規模で攻撃を受けると予言

Apple vs FBIの戦いはいったん収束したように見えているが、実はまだまだ後遺症のようなものが残っている。特にFBIがどのようにAppleのiPhone 5cを解除したかについては、外部からも大きな注目を集めており、iPhoneユーザにとっても不安に感じるところだろう。

本日、あのエドワード・スノーデンがTwitter上で、今回のAppleとFBIの確執がどの程度まで発展するかの予測をした。

元アメリカの政府機関NSA(アメリカ国家安全保障局)出身のエドワード・スノーデン(Edward Snowden)は、自身のTwitterアカウントで本日自らの予測を展開、FBIがiPhone 5cを強制ロック解除した方法に使ったセキュリティホールを公開しないことにとって、年末までにiPhoneが世界的に攻撃を受けるとしているのだ。

更にそのあとスノーデンは、彼は個人的には8月末までにその予言が実現するだろうとみているともつぶやいている。FBIはiPhone 5cを自ら解除できなかったとしているが、スノーデンとしてはそれは詭弁に映っているようだ。

FBIは表向きには認めていないが、これまでは日本のサン電子の子会社で、イスラエルのセレブライト社がiPhone 5cのクラックに協力したとみられていた。しかし最新の情報では、セレブライト社とは関係ない”グレーハット(ホワイトハットとブラックハットの間の意味、善玉と悪玉の間のような意味)”のハッカーグループによってもたらされたゼロデイ(0-day)セキュリティホールによってこのiPhone 5cが解除されたという見方もある。

もしAppleがまだFBIまたはFBIに協力した黒幕のハッカーチームや企業が使用したクラック手法やセキュリティホールの存在に気づいていない或いは知らない場合、将来的に本当にスノーデンの言うとおり、世界中のiOSデバイスを危機に陥れるような脅威が発生する可能性もある。

 

画蛇添足 One more thing…

ただ、スノーデン自身ももう既にNSA等政府機関内部の人間でもなく、身柄もロシアにあり、米国に害を与えるようなことはしないという条件の下でロシアに居住を許されていることから、どの程度の情報をもとに発言を行っているのか、またその発言内容にどれほどの信憑性があるのかはわからない。

スノーデンのTwitterアカウントは2015年9月に突然開設され、一気に注目を集めた。彼自身はNSAのアカウントのみをフォローしている。

ちなみにスノーデンがリークを行ったのは香港からで、当初は香港の尖沙咀(チムサーチョイ)のザ・ミラ(The Mira、美麗華酒店)に泊まっていたという。このホテル、立地がいいことから安くはないが元政府職員だったスノーデンにとってはそれほど高くなかったのかもしれない。

スノーデンのロシアに向かうまでの香港での35日間の詳細な足取りについては中国語だがリンク先で読むことができる。

 

記事は以上。

(記事情報元:WeiPhone, Twitter, 文匯網

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