iPhone 7とiPhone 7 Plusがリリースされてまだ約3ヶ月しか経っていないが、Appleは相当前から2017年の次世代iPhoneの準備を着々と進めてきている。
Apple、次世代iPhoneにサムスン独占供給のAMOLEDディスプレイ採用か
台湾のメディア、Digitimesによると、Appleは次世代iPhoneにサムスン(SAMSUNG)から独占供給される5.8インチAMOLED(Active Matrics Organic Light Emitting Diode、アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイを搭載する予定だという。
スペシャルバージョンにのみ採用の可能性
また報道では、新型iPhoneの【iPhone 7s】とされる4.7インチモデルと【iPhone 7s Plus】とされる5.5インチモデルには上記のAMOLEDディスプレイは用いられないと補足されており、これは以前の報道とも合致する。つまり、来年の新型iPhoneには5.8インチの特別バージョンモデルが用意されるということで、そこに5.8インチのAMOLEDディスプレイが用いられるとみられる。
そして5.8インチのAMOLEDディスプレイは現在の生産キャパは毎月2000万枚だという。
スペシャルバージョンにのみ採用の可能性
Digitimesによれば、生産キャパの関係で、来年の秋に新型iPhoneが発表されるまでに、サムスンは(早期から)大量の5.8インチAMOLEDディスプレイを量産しなければならないと指摘されている。そして新型iPhoneの組立サプライヤーは来年2017年3月には小ロットの量産を始め、5月から6月には更にそのロット数を増やしていくとのこと。そうなれば、当然ながら原材料の購買など組立委託先の更に先のサプライヤーベースにも大きな動きが出てくるだろう。
画蛇添足 One more thing…
ただし、これまでの報道や噂では、来年の新型iPhoneの中で、iPhone販売10周年記念スペシャルバージョンは”5インチモデル”ということが一般的だったため、今回の報道でサイズ表記が大きく変わったことになる。また、同じくスペシャルバージョンにはこれまでは普通のOLED(有機EL)ディスプレイが用いられるとされていたため、今回のAMOLEDは新しい情報ということになる。また、ディスプレイがサムスンからの独占供給というのも新しい情報だ。以前はLGなどの候補も上がっていたのだが。。
スペシャルバージョンでは外観の変更が加えられ、全面ガラスで覆われカーブを描いたデザインでベゼルレスになるという噂もあり、更に機能としてワイヤレス充電や、ホームボタンやTouch IDのディスプレイとの一体化するなどの噂もあるが、これらはまだ噂の域を出ない。
ただ、一部の報道ではスペシャルバージョンは用意されないというものもあり、あくまで現段階での次世代iPhoneの情報は噂ととらえておいた方が良さそうだ。ただ、Digitimesは比較的正確な情報を出すメディアのため、完全な噂ではなくある程度裏が取れた情報であると考えてもよい。ただAppleはまだ現段階で完全に次世代iPhoneの仕様を固めているわけではないので、現段階の情報が全て正しいというわけでもなく、またAppleはメディアを攪乱するために異なった情報を流したり、全く違ったバージョンの試作を作ったりすることもあるので注意が必要だ。
記事は以上。