Appleユーザは、今年秋に発表されるとみられる次世代iPhoneの中でも、【iPhone 8(iPhone Edition、iPhone Xとも)】に興味津々なのではないでしょうか。なぜなら、iPhone発売10周年記念アニバーサリーモデルとされる当該機種には外観などにも大きく変更が加えられると噂されているからです。
そして海外メディアのMacRumorsがそのアクセスログから、【iPhone 8】とみられるデバイス(従来にない解像度375 x 812)からのアクセスがあり、また最近それが増えていることを指摘しています。
グラフを見れば、【iPhone 8】とみられるデバイスからは今年3月からアクセスが始まり、4月にゼロになりましたが、5月の後半、そして6月から一気に増えているというような状況がみてとれます。
これまで、KGI証券のアナリストMing-Chi Kuo(郭明錤)氏によれば、【iPhone 8】のディスプレイサイズは5.8インチで、そのディスプレイ解像度は1242×2800とされていました。そしてディスプレイ下部の「ファンクションエリア」と呼ばれる部分を除いたディスプレイサイズは5.15インチとなり、その解像度は1125×2436になるとされていました。
2010年のiPhone 4から、AppleはRetinaディスプレイを搭載しています。そして本来の画素数よりも2倍、3倍となるようなモードで高い解像度を実現し、フォントやグラフィックがシャープに表示されるようにしています。例えば、iPhone 7の解像度は750 x 1334ですが、実はデバイス本来の解像度は375 x 667しかありません。つまり2倍モードで動いているということになります。
また”Plus”がつくタイプのiPhoneの解像度は1080×1920となっていますが、実際のデバイス本来の解像度は414×736しかなく、3倍モードで動いていることがわかります。これは、9個の画素によってディスプレイ上の点を表示しているということになります。それによって、3倍モードでは単純に計算して1242 x 2208という解像度をたたき出せるのですが、それを実際の1080×1920というディスプレイ解像度に”スケールダウン”して表示しているということになります。
もし【iPhone 8】の解像度が1125 x 2436であれば、それは本来の解像度375 x 812の3倍Retinaディスプレイモードで動作していると考えられ、Ming-Chi Kuo氏が予測している解像度と辻褄が合います。なお、この本来のサイズはiPhone 7の幅と同じですが、高さは667と比べると少し大きくなっています。
そんなわけで、本当にこれまでと異なる解像度を持つデバイスのテストが行われているというのはどうやら間違いないようで、しかも最近はサイトの閲覧などのテストがこれまで以上に行われているということがいえそうです。また当ブログでもお伝えしているとおり、【iPhone 8】は組立委託先工場のフォックスコン(Foxconn、富士康)において6月から量産に入っているとのことです。
TechWeb(中国語)やEMS One(日本語)の報道よると、Apple iPhoneの組立委託先工場としては最大のフォックスコン(Foxconn、富士康)のトップ、テリー・ゴウ(郭台銘)会長が、6月1日に同社の本部所在地である広東省深圳市龍華工場に最高幹部らを集め、Appleの次世代iPhone【iPhone 8(iPhone Edition、iPhone Xとも)】の量産開始を宣言したそうです。 テリー・ゴウ会長が社内向け宣言、フォックスコンが次世代iPhone 8の組立を開始か - 小龍茶館 |
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)