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MacBook、2018Q3の世界ノートPC市場シェアが下落し5位に転落。新型MacBook Air待ちの影響か

マーケティングリサーチ会社のTrendForceによる最新のデータによると、Appleのノートブック型コンピュータ(以下ノートPC)市場シェア(全世界での出荷台数ベースの統計)が、2018年第三四半期(2018Q3)で現象をみせました。昨年のQ3では4位だったのが、今年のQ3では5位に転落しています。

AppleのノートPC、MacBookの世界市場シェアは、昨年2017年Q3の10.4%から7.9%に下落し、昨年同期比で24.3%減少したことになります。4位の地位は昨年5位だったASUSに乗っ取られ、逆転されてしまったことになります。なお、トップ3のHP、Lenovo、Dellの順位は変わりません。今年の秋のノートPC市場の成長は全体的には増加していますが、その増加幅は予測よりも少なかったとの見解をTrendForceは示しています。世界のノートPC市場は、2018Q3で出荷台数が3.9%増加して4268万台となりましたが、予測では5〜6%増加だったので、それより少なかったということになります。

Appleは2018Q3に影響する7月にMacBook Proのアップデートを行いましたが、このシリーズは価格が高いため、消費者を魅了するに至らなかったようです。Appleの2018Q3のMacBook全体の出荷台数は336万台で、6位のAcerよりほんの少しだけ上回るに留まりました。Acerは335万台出荷となっていて、1万台しか差がありません。

TrendForceは、AppleのMacBookが2018Q3で落ち込んだ要因として、MacBook AirやMac miniがアップデートされるという情報が前もって流れていたため、それらを待っていたユーザが多かったのではないかと推測しています。そして、実際にAppleは10月30日にこの2つのMacシリーズの製品をアップデートしました。MacBook Airのアップデートは多くのユーザにとっては嬉しいものだったと思われるため、2018Q4にはある程度の成長が見込めるのではないかと思われます。

個人的にはシェアが大きくなりすぎると悪玉ハッカーやマルウェアに狙われやすくなるので、10%くらいを保っているのがいいんじゃないかと思っていますが。。

記事は以上です。

(記事情報元:9to5Mac

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