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中国広東でカート(ゴーカート、レーシングカート)にはまってます!中国でのカートのご紹介

Kart カート

このブログは中国に住んでいる私が主にApple未発表製品や、中国でネット規制が敷かれている中で快適なネット環境を手に入れるためのVPNなどの情報を出してきましたが、今年からは最近私がはまっている趣味についてもご紹介していきたいと思います。それがカート(ゴーカート・レーシングカート)です。Appleが現在開発中のApple Carともちょっとだけ親和性があるかな。。ないか。。笑

中国でカート?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、国土が広い分結構色々なところにカート場があり、しかもレンタルカートでのプレイ価格が日本と比べても安いため、練習しやすいのです。更に125ccなど、日本ではライセンスが必要なマシンにも、ライセンスがなくても一定条件で乗ることができたりします。日本で練習するよりも安く、またライセンスが要らない分速いカートに乗って練習することもできてしまったりするのです。中国ならではという感じがします。

私は今は広東で唯一のレーシングカートを所有して乗っている日本人ではないかと思われます。また上の写真にあるように、F1ドライバーの角田裕毅選手のコスプレをしていることでちょっと有名です。普段は住んでいる広東省中山市にある中山エースレーシングクラブで練習していて、そのカート場がやっているレーシングチームの一員でもあり、私の年齢や体重の条件でのコースレコードも持っています。そのあたりはこの記事と被るところもありますが、以下の記事で紹介しています。

カートとは

まずカート(Kart)とは、パイプフレームにエンジン、タイヤやシャフト、バケットシート、ハンドル、アクセル、ブレーキ、燃料タンクくらいの走って曲がって止まるのに最低限のものを取り付けた、小さく簡素な構造の車両のことを指します。レース用のものはレーシングカートやスポーツカート、遊技施設などで使われるものをゴーカートと呼んだりもします。一般的にはレンタルで走るものをレンタルカートとも呼びますし、レーシングカートの中でも更に速いものはミッションカートやスーパーカートと呼ばれたりするものもあります。

カートは世界で有名なモータースポーツの最高峰・F1の登竜門と呼ばれ、過去から現在まで活躍するF1ドライバー達の殆どがフォーミュラカーに乗る前にこのカートでまずはレーシングテクニックを研いて結果を出し、そして上のクラスに登っていったのです。つまり、4輪モータースポーツの基礎を学ぶことができるのがカートなのです。

カートはエンジンの種類によって、比較的遅めの4ストローク(4スト、4サイクルエンジンとも)と速度が速い2ストローク(2スト、2サイクルエンジンとも)の2種類に大きく分かれていて、最高速度はレンタルカートの4ストで約70〜80km/h、そして2ストになると120km/h、スーパーカートレベルになるとなんと200km/hまで達します。しかもカートでは地面すれすれのところに視線があるため、体感速度はその倍ほどとなります。

カートは基本的に主流はガソリン(2ストはガソリン+オイルの混合燃料)による内燃機関エンジンですが、最近は時代の流れもあり、室内カート場などで電動カートも出てきました。加速はいいのですが音がしないので面白さは半減です。。笑

なお、私が所有しているカートの一部を写真でご紹介します。現在は主に3台のレーシングカートに乗っています。FA KARTのレース用2スト、FS KARTの練習用2スト、そしてTONY KARTの練習用スーパー4ストです。

FA KART レース用2スト125ccマシン

FS KART 練習用2スト125ccマシン

TONY KART 練習用スーパー4スト200ccマシン

以下はかつて2ストエンジンを載せていたTONY KARTのスペックです。このシャーシは現在はHONDA GX200空冷4ストローク200ccエンジンを載せて、スーパー4ストとして日々の練習に使っています。

カート関連用語 日中対応表1

誰得な感じですが、カート用語を中国語で何ていうの?という方も多いかと思いまして、日本語と中国語の対応表を作ってみました。どの機種でも表示できるよう、ピンインでは声調を数字で書いています。

カート場での練習やレースについて

基本的にカートはカート専用のカート場、或いはバイクなどの練習もできるサーキットで走ることになります(スーパーカートは例外で、日本では筑波、富士スピードウェイ、SUGO、もてぎなどの4輪サーキットを走りますが、200km/hを超えることもあるので超上級者向けといえます)。

中国の一般的なカート場では、室内と室外で分かれますが、だいたい小さくて200〜300m、大きいところは全長400〜500mくらいの長さのところが多く、練習は8分〜10分が1サイクルで、その時間内は走り放題です。カート場にもよりますが、周回タイムは30〜1分程度。練習では主に1周の周回所要時間(ラップタイム)を縮めることを主目的とします。または10周など周回数を決めてその合計所要時間を短くするのも練習になります。

練習にかかる料金

そして気になる練習にかかる料金。実は値段はカート場によってピンキリですが、中国では1サイクル8〜10分でレンタルカートの4ストクラスで50〜100元程度。速い4ストや2ストになると100〜200元程度となります。1元は16円くらいです。日本と比べたら安いのではないでしょうか。

レースとレースにかかる料金

レースは各カート場或いはカートクラブが主催していて、スプリントと耐久(ラリー)の2種類があります。参加はスプリントの場合は個人で、耐久の場合は個人かチームとなります。参加費はレースによってまちまちですが、スプリントや短い耐久では数百元〜1000元台、時間が長い耐久レースだと1チーム5,000元近く、またはそれ以上かかることもあります。

レースで上位に入ると、トロフィーや賞金をもらえたり、賞品を出しているところもあります。また公式に記録が残るので、モチベーションが上がりますね。

カートを所有して預けることも

自分でカートを持ってカート場に預けることもできます。月間の保管料は約300〜500元程度。また走行するときにはエンジニア手数料或いは走行料として1日150〜300元程度、また燃料代も別途かかります(1Lで15〜30元程度)。

カート本体そのものの値段はピンキリなのでここでは書き切れませんし、程度にもよるので何ともいえません。欧州ブランドものの新品では日本と同じくらい、中古だと日本よりも安く手に入る可能性が高いです。ただ、メンテのための部品代は日本よりも総じて高い傾向にあります。とはいえエンジニアの人件費(いわゆる工賃)は安い傾向にあります。

レースでエンジニアを雇うと、それはそれでまた別途お金がかかります。

カート関連用語 日中対応表2

実際のカート練習はこんな感じ

いきなりですみませんが、2022年10月にいつも通っている中山エースレーシングクラブのコースレコードを出して、中山で一番速い人になってしまった記事がこちらです。

更にその後、2023年2月23日に更にタイムを縮めて39.079秒のコースレコードを樹立しました。その時の走行動画は以下の通りです。

しかし直後に中山エースレーシングクラブのカートオーナー仲間で、まだ20代で私より体重が10kg軽い友人に記録を0.1秒縮められてしまいましたが。。それ以来38秒台目指して頑張っていますがまだ達成できていません。

カートは生涯スポーツ、いつでも始められて続けられるのでお勧めです!

この記述はだいぶ古いですが、、私は2020年の8月末頃にカートを始めてまだ日が浅いのですが、2020年末に私が住んでいる広東省中山市の室内カート場で行われた、10周タイムレースで3位に入ることができました。もちろん結構通って練習したのですが、始めて4ヶ月以内でここまで結果が残せたのは嬉しかったです。四十路も半ば頃になって始めて上達したり若者と競うことができるスポーツってそうそうないと思います。そういう意味でも中国駐在の方などにはぜひお勧めしたいスポーツ、それがカートなのです。

▼中山EKC英皇カート場で表彰台に。3位が私です。

▼3位のトロフィー。平均圈速王(平均ラップタイム王)となっていますが、実際は合計タイムで競ってました。まあ、意味は同じなのでしょうか。。笑

▼こちらが最終的な合計タイムの掲示です。私は10周で6分9秒849で2位までは0.219秒差でした。もうちょっと頑張れば2位には入れたかもしれませんが、1位とは5秒近く差がついているので勝てる気がしません。ちなみに3〜6位は私を含むZRKCの日本人が僅差で独占しました。笑

というわけで、記事は以上です。

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