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中国の修理屋GeekBar、iPhone XS MaxとXRのeSIM版を物理デュアルSIMに改造するサービスを提供開始

中国のiPhone修理屋のGeekBarが、なんとiPhone XS MaxとXRのeSIM版を物理デュアルSIMに改造するサービスを本日午前より提供開始しました。文字通り内部をいじる”改造”で、かなり究極的な改造ともいえそうです。

具体的には、物理SIM+eSIMによるデュアルSIM(DSDS)を実現しているiPhone XS MaxとiPhone XRが対象となり、これを2枚の物理デュアルSIM(物理DSDS)に改造して変更する、というサービスです。これで改造されたiPhone XS MaxかiPhone XRは、理論的にはAppleで販売されている中国大陸・香港・マカオ版と同様の物理DSDS版に変化するわけです。

なお、中国大陸・香港・マカオ版の物理DSDS版については当ブログが恐らく他のどこよりも詳しくまとめているのでご覧ください。私自身も香港版iPhone XS Max 物理DSDS版を所有しています。

物理デュアルSIMへの改造に関する詳細の説明

eSIMの原理は、バーチャルSIMカードのチップ内にICCIDを書き込むことによって実現し、それによって実態のSIMと同じ役割を持たせることができるというものです。

そして物理デュアルSIMに改造する原理は、そのeSIMのチップを取り除き、識別用の回路を変更し、システムにこれが物理デュアルSIM(物理DSDS)版のiPhoneであることを認識させる、というものです。

iPhone XS MaxのeSIMチップはロジックボード(メイン基板)上にあり、iPhone XRのeSIMチップはSIMトレイの配線上に存在します。改造後、デュアルSIM用のトレイに変更することで、物理デュアルSIM(物理DSDS)が実現します。

改造後は2枚のSIMを挿すことが可能なSIMトレイがつきます。

注意事項

日本のキャリア版など、SIMロックがかかっている端末は、この改造でSIMロックが解除されるわけではなく、SIMロックがかかったままとなります。

物理デュアルSIMへの改造費用

GeekBar連絡先

確かにすごい技術!!しかしちょっと怖い改造サービス

さすが中国でトップの技術を持つといわれているGeekBarのとんがったサービスですね。

当然物理的な改造となるため、GeekBarに端末を送る必要があるのですが、私も人柱をやってみたいところですが端末を持っていないのでできません。。興味がある方が多ければ、当方でまとめて依頼するようなことも考えられますが、今後使えなくなる可能性がないとの保証はできないので、ちょっと怖いですよね。

記事は以上です。

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