Appleは2日前に、16インチMacBook ProのCTOオプションのGPUにAMD Radeon Pro 5600M(8GB HBM2メモリ搭載)を追加しました。
これまでの最高スペックはAMD Radeon Pro 5500M(2番目)でしたが、メモリは8GB GDDR6メモリのため、差がありそうです。8GBのHBM2メモリは、40基の演算ユニット(2560ストリームプロセッサ)とGPUパッケージに統合されており、Appleは5600Mのベンチマークテスト結果が、従来のRadeon Pro 5500M(4GBのGDDR6メモリ)よりも最大75%、前世代の15インチMacBook Proと比較して最大3.5倍速いと述べています。まさに、MacBook Pro史上最速のGPUを導入したことになりますね。
ただ、AMD Radeon Pro 5600M(8GB HBM2メモリ搭載)が、Radeon Pro 5500M 4GB GDDR6メモリに更に80000円追加してまで求める性能かどうかは、使用する人の用途次第といえそうです。
16インチMacBookは昨年末にリリースされ、今後も暫くは大幅なアップデートがなされることはないものとみられます。私も今年初めに購入していますので、あまり早く大幅なアップデートが来るとがっかりするので、このくらいにしておいてほしいものです。それよりも、メモリを64GBにできなかったのが悲しいです(香港Apple Storeの店頭Ultimateモデルを購入したため)。
なお、Mac Pro用のSSDアップグレードキットも追加されています(こちらは必要な人はごくごく少数でしょう)。SSDキットはペアで構成されており、1TB、2TB、4TB、8TBのバリエーションとなっています。ただし、SSDはApple T2 Security Chipに関連付けられているため、単にプラグアンドプレイでは動作しません。交換・アップグレードを完了するには、ユーザーがApple Configurator 2を実行している2台目のMacとUSB-Cケーブルで接続する必要があります。
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