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Apple、Think Differentの商標の対象を拡大。Apple Watch・Apple Pay・Siri等にも適用

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Patently Appleによると、Appleはあの”Think Different”のヨーロッパ特許商標局(EPTO、European Patent and Trademark Office)で登録している商標(ロゴ)の適用範囲を、同社の製品ラインの拡張に伴って拡大していることがわかった。

今回商標の国際的適用範囲は1から8に拡大された。それによって適用範囲はApple Watch、Apple Pay、Apple Pencil、iPad、ゲーム、ビジネスマネジメント、定期購読サービス、電信、放映、音楽、テレビ、教育サービス、そしてSiriにも渡ることになる。

範囲適用拡大申請は2月24日に行われており、Appleがこの商標をiPodが2009年に適用して以来の範囲拡大となる。

この”Think Different”のスローガンはAppleの1997年の広告キャンペーンで使用された。これはスティーブ・ジョブズが1985年にAppleを離れた後、また同社に復帰したことを印象づけるものだった。この”Think Different”はIBMのモットーである”Think”に対応するもので、2002年にリリースされたApple TVやiMac G4の広告には使われたが、それ以降は使われていなかった。

▼スティーブ・ジョブズ自身のセリフによる”Think Different”のTV CF。

今回商標の範囲を広げたことで今後Appleが製品の広告キャンペーンにこの言葉を使うか、または他の会社がこの言葉や商標を使うことを防ごうとしているのか、今のところその目的と意図は不明だ。

以下に、スティーブ・ジョブズ時代のAppleの”Think Different”を振り返ってみよう。

▼懐かしいカラーが入ったロゴ。

▼Think Differentのキャンペーンで使われたポスター。とてもクールだ。こういうのは、後を継いだティム・クックの時代には全然出てこない。。

▼当時の”Think Different”キャンペーンに使用されたポスターの中古はAmazonで高額で取引されている(軒並み1万円越え)。それでも欲しいと思ってしまう。。自分を奮い立たせるために。

AppleとFBIとの確執におけるAppleの頑ななまでの固執を見ていると、今でもAppleはスティーブ・ジョブズの精神で動いているのかなと思ったりしてしまう。

ただ、”Think Different”の精神が今回適用範囲を拡大することで対象となった今の新しい製品群に活かされているかは、またちょっと別の話だが。

記事は以上。

(記事情報元:Patently Apple

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