新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう中、Appleは中国(本土、内地)でApple Storeの再開を進めています。現在Appleは中国本土に42店舗のApple Storeを構えていますが、本日13日の金曜日(ジェイソンも新型コロナウイルスの影響でお休みでしょうか。。)の段階で全店舗が再オープンしたことを、AppleがBloombergのMark Gurmanに対して明らかにしています。
Appleは1月に中国の一部の店舗の閉鎖を開始し、2月初旬には中国本土のすべての店舗を閉鎖しました。その後中国でのウイルスの拡散が緩和傾向になったため、Appleは店舗を再開し、2月末には国内の小売店の半分以上がオープンしていたことは当ブログでもお伝えした通りです。
ただ、中国本土の店舗閉鎖によって、Appleの収益に影響が出ています。Appleはその影響で3月四半期の収益目標を達成できないと発表しました。その原因として、世界中に対するiPhone供給の制約と、中国国内でのApple製品に対する顧客需要の低下の両方が挙げられています。
今週初めに共有された政府のデータによると、Appleの2020年2月の中国本土におけるiPhone販売台数は、昨年同月(2019年2月)と比較して、60%も減少しました。
しかしグッドニュースもあります。新型コロナウイルスの感染数と死亡数は、ここ数週間で中国では着実に減少しており、最悪の流行は終わったといえるでしょう。本日3月13日時点では、全国でも新規の患者の増加が11人、死者が8人とかなりの収束を見せていることがわかります。これは中国の徹底した封鎖管理による抑え込みと対策が効いたといえるでしょう。
ただそれに対し、中国以外の各国での新型あコロナウイルスの拡散が続いています。Appleは間もなく米国での閉店に直面する可能性があります。米国では大規模なイベントや集会は多くの州で禁止され、主要なスポーツイベントはキャンセルされ、ディズニーランドは今月中休業することを発表しました。米国では既に1,500を超える既知のコロナウイルスの症例があり、30人以上が死亡していて、今後もこの数字は増えていくものとみられています。
また、ヨーロッパや中東では爆発的に感染が広がっていて、死者も急増しています。ヨーロッパではイタリア国内のApple Store全店舗が閉鎖となっています。
Appleの全体の収益に、新型コロナウイルスは大きな影響を与えるのは間違いありません。そして世界経済にも深刻な不況をもたらしており、既にリーマンショックを超える株価の値下げを記録しています。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)