中国「壁越え(ネット規制回避)」最新事情
http://xiaolongchakan.com/archives/752666.html
の記事の中で紹介したYegle OpenVPN。
サービスを提供しているのはなんと中国人大学生のYegle君。
このVPNのメリットはまず価格が安い!
年間150元で容量無制限。
それともう一つすごいのが様々な接続方法を標準で提供していること。
■デスクトップ:Windows、Linux、Mac対応
・通常のOpenVPN接続
・Port53接続
・TCP接続
・ipv6接続
■モバイルデバイス:iPhone、Android対応
・iPhone L2TP/PPTP接続
・Android OpenVPN/L2TP接続
などなど、環境によって色々選べるのだ。
そしてこれらの接続方法が多いことで、
実は色々とメリットが生まれる。
詳細はYegle君のブログでこんな自画自賛w記事があったのでご紹介。
「购买yegle的OpenVPN,你能获得什么?(YegleのOpenVPNでできること)」
http://yegle.net/2010/04/14/what-will-you-get-from-my-openvpn/
1. もしあなたがCMWAPの繋ぎ放題カードを持っていたら、TCP方式でYegle VPNに接続すればCMNETの効果が得られます(CMWAPはCMNETに比べちょっと遅いらしい?)。
2. 会社のネットワーク等でプロクシ接続をしないと外部に接続できない場合は、TCP+HTTP PROXY方式でYegle VPNに接続すれば障害がなくなります。
3. 教育系ネットワークの場合、ipv6接続でYegle VPNに接続すれば、教育ネットワーク+中国GFWの両方の壁越えが可能となります。
4. CMCC、ChinaNetなどのWiFi電波をつかんだら、Port53接続をすれば登録しなくてもネット接続可能になります。
5. VPNで全体のルーティングが変わってしまうことが嫌であれば、ルーティングを変更せずにYegle VPNに接続すれば、VPNゲートウェイ+FoxyProxyで壁越えできます。
とある。
他のVPNサービスはOpenVPNのみだったり、
それ以外の接続は別途オプションで金額追加だったりすることがあるので、
YegleVPNは低額で選択性と自由度を提供しているということになる。
しかも4なんかは空港や喫茶店などで役に立つ。
但しデメリットは12VPNに比べやはりスピードが少し遅いこと。
Youtubeなどは少し待たないと見られない。
それでも普通にツイッターなどをやる分には申し分なし。
ということでやはりコストパフォーマンスの点で、
YegleVPNは中国大陸内部からの壁越えにオススメだ!
(もちろん少しお金をかけても安定した接続をお望みなら12VPNがオススメだ)