Olivia and Rick Hsuのアナリストが得た情報によると、以前伝えられていたSAMSUNG(サムスン)がApple(アップル)の次世代CPU「A9チップ」の大部分の受注をゲットしたという情報は誤りで、台湾のTSMCが70%のA9チップおよび全てのA9Xチップの受注を得たとのこと。
AppleがTSMCを選んだ理由は、優秀な良品率と大規模製造の経験がポイントだったという。TSMCはこれで次世代iPhone(iPhone6s? iPhone7?)に採用されると思われるA9チップの大部分と、次世代iPadに採用されると思われる全てのA9Xチップの受注をとったとのこと。
A9チップはTSMCのInFO-WLPテクノロジーにて製造されるもようだ。TSMCとSAMSUNGは長年Appleの受注をとれるように争っていたが、特に今年の競争は熾烈を極めた。TSMCはSAMSUNGと係争も抱えており、以前はTSMCの元従業員が研究開発の情報をSAMSUNGに漏洩したとして訴えている。
画蛇添足 One More Thing
個人的にはAppleはSAMSUNGと商売敵でありながらサプライヤーとしても利用しなければいけないという矛盾した構造を抱えていた。
これでその構図が少しずつ変わっていくことを望みたいが、SAMSUNGも当て馬にされたようで少し気の毒ではある。
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(記事情報元:tgBus)