iPhone6は非常に人気の高いスポーツカーのようなものだ。
一部の金持ちのユーザの中には普通の量産版では飽き足らず、カスタマイズをしてiPhoneを全く新しい外観に生まれ変わらせることを好む人達もいる。
Goldgenieは英国のラグジュアリー製品のオーダーメイドの会社で、各種製品をゴールドにすることに長けている。例えばAppleやSAMSUNG等の主流ブランドのスマートフォンやタブレットから、腕時計、ゴルフ用具、そして自転車までも金メッキ加工してしまうのだ。
iPhone6と6 Plusがリリースされた直後に、Goldgenieはすぐにラグジュアリーオーダーメイドサービスを始めた。ゴールド、ローズゴールドとプラチナ改造サービスだ。ユーザは更にそれらの基本サービスの上に、スワロフスキーの水晶を足すバージョンを選ぶこともでき、金額は3,600米ドル(約38万8,000円)から。それでは、本当の”土豪金(中国語の成金ゴールド)”のiPhone6はどのように作られるのか?一緒にGoldgenieの工程を見ていこう。
まず手始めに、完全にiPhone6を分解する必要がある。フロントパネル、バッテリー、カメラ、ロジックボード等内部の全ての部品を取り外し、シャーシと分ける。
iPhone6が完全にバラバラになった。バックパネルとAppleロゴも外す。全て手作業のため、高い金額となるわけだ。
次にメッキをするシャーシに超音波洗浄をかけ、完全に洗浄する。それが進まないと次の研磨作業に入れない。シャーシに埃や油など汚れが付着していると、メッキ面が平らではなくなり、お客様もそれにお金を支払ってはくれないだろう。
洗浄後、水を完全に拭いてからメッキ処理に入る。この時最初に活性剤を塗布し、金属材料が染み込みやすくする。この工程では電流が流れる専用の機械で活性剤を塗布し、またその後純水を吹き付ける。
次にようやくメッキ層をつける作業だ。つまり金メッキをするところ。Goldgenieは、同社の金メッキには24金の高濃度の純金を溶解させたものを使用しているという。
メッキをした後、シャーシの色がだんだん変わってきて、”成金”的なイメージがだんだん形成されてくる。その間、間断なく純水で洗浄し、メッキ層を安定させなければならない。また表面だけではなく縁まで完全にメッキし塗布するのは非常に時間と手間のかかる作業となる。
ジャジャーン、これで24金メッキのiPhone6のシャーシの完成だ。いやー成金っぽいね。ここまできたらかなりラグジュアリーか。
そして再組立。全ての部品を、1つ残らず欠けることなく、元通りに戻す必要がある。
さあ、これで24KメッキのiPhone6の完成だ。拡大するとこんな感じだ。
殆どが手作業なので非常に高くついているが、興味のある人はGoldgenieにコンタクトしてみては如何だろうか?
記事は以上。