8月5日未明にApple(アップル)からリリースされた、デベロッパー向けのiOS8 beta5。
今回の更新の内容はあまり多くなく、安定性が随分と改善され、UIデザインに少々調整が加えられ、全体の動作が少し速くなった。iOS8はこれまでのbeta版を見ていると、全体的にiOS7よりも機能の拡張がはかられているほか、動きがよくなり、見た目も少し派手になる感じがする。
Appleのベータテストでバグ修復と安定性改善に入り出すと正式版リリースが近い
Appleはこれまで一般的に、iOS等のベータ版では後半はバグの修復や安定性の改善をメインにしている。となると、次のiOS8 beta6の次くらいにはiOS8 GM版(Golden Master版、ほぼ正式版と同じもの)がリリースされる可能性が高い。そしてGM版がリリースされればそれは次が正式版であるという意味となる。
これまでAppleのiOSのメジャーバージョンアップはiPhoneの新機種発売の直前に行われ、そして新機種にはメジャーバージョンアップされたiOSが搭載されるのが一般的だ。
9月9日にリリース発表され、9月中旬に販売開始されるとみられている次世代iPhoneの「iPhone6」にもiOS8の正式版が搭載される予定だ。
現状わかっているiOS8 beta5のバグを前のバージョンとも比べつつまとめてみた。
1. 過去のバージョンにあったバグで、まだ修復されていないバグ
iOS8 beta4から引き続きあるバグ
・いくつかのアプリにおいて、マルチタスクで閉じた後に再度開こうとするとすぐに落ちる現象があった。この場合、3回ほど閉じて開くという動作をすれば基本的に治る。
・とある銀行のアプリでログインしようとすると落ちる
iOS8 beta2から引き続きあるバグ
・WeChatアプリでグループチャットで右上のアイコンをタップすると落ちる
2. iOS8 beta5で新たに出現したバグ
・SIMカードの連絡先が正常に読み込まれない
・連絡先を検索して検索結果が多いとき、最後の一行がツールに隠れてしまい選択できない
3. iOS8 beta5によってこれまでのbetaバージョンから改善されたと思われる点
・発熱が減り、iOS8 beta4までと比べて端末があまり熱くならなくなった
・バッテリーの持ちが良くなった
・電源接続状態での”hey siri”の呼び出しの認識度が高くなった
記事は以上。