海外のメディアの情報によると、
ドイツのメルケル首相が使っている新しい携帯はメルケル首相専用に作られた特別なセキュリティ機能を持ったデバイスで、
盗聴を防止することができるという。
米国のNSA(国家安全保障局)がメルケルの携帯電話での通話を盗聴しているという情報があったが、
今回の新携帯は海外の盗聴に対する対策と思われる。
報道によれば、メルケル首相の新しい携帯はBlackBerry Q10。
このBlackBerryはメルケル首相専用に作られ、
Secusmart社の暗号化チップが搭載されているといい、
そのチップだけでも2500ユーロ(約34万円)もするという。
報道によれば、メルケル首相は新しい携帯について2つの選択肢があったという。
1つが標準のハードウェアキーボードを搭載した上記のBlackBerry Q10、
そしてもう1つがタッチパネルタイプのBlackberry Z30だったが、
結局メルケル首相が選んだのは前者の方だったということになる。
やはり、ハードウェアキーボードが好きだったのだろうか。
メルケル首相専用BlackBerry Q10に搭載されているオペレーティングシステムはBlackberry 10とのこと。
Secusmart社の暗号化チップによって、
電話による通話、SMS、その他デジタル情報のやりとりは全て政府内部のネットワークにより暗号化される。
2013年、米国CIAの元職員のスノーデンの資料を手に入れたドイツのメディアSpiegelの情報によると、
米国NSAが毎月ドイツの電話やネットワークについて、5億件も追跡していたことが暴露された。
そして、その中には恐らくメルケル首相も含まれることが示されていたという。
以前の記事でロシアのメドヴェージェフ首相がiPhone 5sを使っていることを書いたが、
ドイツはロシアよりも相当情報セキュリティに対して神経質になっているようだ。
記事は以上。