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iOS7.1.1の脱獄も近い?謎の中国の脱獄ハッカー集団「盤古(pangu)」が微博アカウント開設

iOS7.1.1の脱獄といえば国際的に有名なiOSハッカーの@i0n1cや@iH8sn0w、@winocm
そして日本人高校生ハッカーの@sekaiが成功しているが、
以前中国人と韓国人のチームのハッカーがiOS7.1.1の脱獄に成功していたことも記憶に新しい。

そんな中、以前とあるハッカーが
「次の脱獄ツールは中国から出るかもしれない。。」
と予告していたことを覚えている人もいるだろうか。

そんなことが期待される脱獄ハッカーチームが中国に存在する。
その名も「盤古(簡体字:盘古,Pangu)」だ。

ロゴもかっこいい!

その脱獄ハッカーチームが中国版TwitterであるWeibo(微博、ウェイボー)に公式アカウント@PanguTeamを設置した。

なお、盤古が開発しているのはiOS7.1.1の完全脱獄ツールだ。
完全脱獄とは、紐なし脱獄(Untethered Jailbreak)と呼ばれる脱獄方法で、
デバイスの電源を再起動しても脱獄状態が続き、
母艦に紐付きしなくても大丈夫なことからこの名称が付いている。

その盤古の情報によれば、
彼らの今回のiOS7.1.1対応完全脱獄ツールでサポートされる機種は以下の通り。

・iPad 2/3/4
・iPad Air
・iPad mini
・iPad mini 2
・iPhone4
・iPhone4s
・iPhone5
・iPhone5c
・iPhone5s
・iPod Touch 5

つまり、iOS7.1.1が動作する全てのデバイスが全て対象となるという。
また盤古チームによれば、
彼らの脱獄ツールは一応iOS7.1とiOS7.1.1に対応するが、
彼らが脱獄をテストしているシステムはあくまでiOS7.1.1で、
iOS7.1については既に数が少ないとみて十分なテストはしておらず、
恐らく不安定になるだろうとのこと。

更にWeiboアカウント@杨恩泽Eanlingもそのアカウントで、
今回の盤古チームのオフィシャル(公式)サイトのアドレスはpangu.ioであると暴露しており、
更に盤古脱獄ツールのUI画面を添付している。

ちなみにこのツールがどのコンピュータのOSに対応するかは今のところ情報がない。
中国のことだから、恐らくWindowsが優先され、
Macは後回しにされる可能性が高いが。。(中国ではOS Xの普及率が低いため)

また同じく@杨恩泽Eanlingの情報では、
iOS7.1.1の脱獄ツールは現在既に最後の仕上げにかかっているが、
iOS7.1.2がもうそろそろ出るため、
iOS7.1.2がリリースされてからリリースするとされている。
なぜならそうしないとセキュリティホール(exploitともいえる)の無駄遣いになるから、とのこと。

盤古のiOS7.1〜iOS7.1.1対応完全脱獄ツールのUIはこんな感じになるとのこと。

ちなみに現在盤古の公式Websiteにはこんな記号以外何も情報がない。

なんだこりゃ。。開発進捗度合いかな?

しかしあと2週間以内にリリースされるとされているiOS7.1.2がリリースされた後、
この完全脱獄ツールが更にiOS7.1.2にも対応した上で公開される可能性はある。

ただし、これも100%信用できる情報ではない。
フェイク脱獄ツールの可能性もあるので注意が必要だ。
またiOS7.0〜iOS7.0.6対応完全脱獄ツールevasi0n7の開発元ハッカー集団「evad3rs」や、
上記の数人のハッカーとの連携については未知数だ。

基本的にもしリリースされたとしても、
脱獄界のドン@MuscleNerdや確実に信用できるevad3rsのメンバー(例えば@pod2g等)、
そして上記数人のハッカーの情報をもとに真偽を判断した方が良い。
変なバックドアを仕掛けられたりしてもつまらないので。。

当ブログでは盤古の最新情報を見つけ次第また記事にしていく予定。
乞うご期待!

※ちなみに過去、90年代終わりに北京で反政府の内容の歌を作って販売し、
国外追放になったパンクバンドの名前も盤古(Pangu)だったりする。
Punkの音訳のような響きでもあり、何か関係性を感じざるを得ない。
Stay Punk, Stay Foolish!

記事は以上。

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