先週、iOSの脱獄標準インストーラCydiaが、
作者のSaurikによって更新され、現在最新バージョンが1.1.12となっている。
Cydiaが1.1.10から1.1.11、そして1.1.12へと矢継ぎ早に更新されたことは先週の記事に書いた。
Cydiaを起動し、通常のリポジトリのアップデートを行えば、
このCydiaの最新バージョンが適用される。
しかしこのCydia 1.1.12にアップデートすると、
一部のユーザからネイティブアプリのSafariやメール等が起動しなくなり、
すぐに落ちてしまう現象が発生するという問題が報告されている。
またこの問題は再起動によっても直すことができない。
そこで、この問題の解決方法が別にあるのでご紹介したい。
ちなみにこの問題はAppSyncによって発生する。
AppSyncとは別経由で入れたiTunes App Store上のアプリをiTunesとSync（同期）できるようにする脱獄Tweakだ。
※自己責任のため以下の方法に関してのご質問は受け付けない。
■Step 1
AppSync for iOS 7を入れている人は削除する。どのリポジトリから入れているかは関係なく。
■Step 2
AppSync_fix_1.3.debをインストールする。
このリンク（当ブログサーバ内）からファイルをダウンロードし、デバイス内の
/var/root/Media/Cydia/AutoInstallにコピーし、
デバイスを再起動すればインストールされる。
■Step 3
デバイス内の
/var/mobile/Library/Caches/com.apple.mobile.installation.plist
を削除する。
■Step 4
デバイスを再起動する。
インストールしたアプリが全部消えたように見えるが、慌てる必要はない。
数十秒待てばアイコンが勝手に回復していく。
■Step 5
Step 2で入れたAppSync_fix_1.3.deb を削除する。
そしてAppSyncを引き続き使いたい人は、
CydiaからAppSync for iOS 7をもう一度インストールすればOK。
この方法で、Safari等のアプリが起動後即落ちるバグをフィックスすることができる。
なお、上に書いたとおりこの方法に関する質問は受け付けない。
自己責任で実行していただきたい。
また、当ブログはAppSyncの使用を薦めていない（私自身も入れていない）。
記事は以上。