Apple(アップル)の次世代iOS、iOS8について様々な情報が飛び交っている。
このiOS8はiPhone、iPad、iPod Touchに採用されるモバイルデバイス用オペレーティングシステムのため、
Appleファンとしてはその動向が気になるところだ。
最近、とあるレポートがiOS8にまた1つ機能が加わるとしている。
それはLTEネットワークにおける音声通話機能(VoLTE)だ。
情報は中国のサイト「tgbus」の記事からだ。
VoLTEはIMSを基本とした音声機能だ。
IMSは多くのマルチメディア端末を繋ぐ、
所謂全IP時代を担うとされる標準規格だ。
ここ数年での発展と技術の成熟により、
現在IMSは固定通話領域のVoBB、PSTNのメインストリームとなり、
3GPPやGSMAによってモバイル通話の標準規格となった。
VoLTEとはVoice over LTEの略で、
IPデータ伝送技術を使い、2Gや3Gネットワークを使わなくとも、
LTEネットワーク上で、データと通話サービスを同一のネットワーク化で統一する技術だ。
LTEの高速通信を利用して、従来よりも更に高音質の音声通話機能を提供することが可能となる。
VoLTE機能を実現するにはハードウェアの更新が必要だが、
それが情報によるとiPhone6に搭載されるという。
VoLTEという名前が暗示しているとおり、
キャリアの通話サービスがLTEネットワーク上で提供されるようになり、
通話品質を高めて更にキャリアのコストを下げることにも繋がるのだ。
というのも、従来はLTEに接続された状態で通話をしようとすると、
LTEでは通話ができないためにいったん2G/3Gに繋ぎ直す必要があったため、
キャリアとしても2G/3Gを切り捨てることができなかったのだ。
ただし、VoLTEの実現には、
ハードウェア(iPhone6)とソフトウェア(iOS8)の両方のサポートに加え、
更にキャリアによるVoLTEを導入した基地局への基礎設備の追加も必要となる。
キャリアの基礎設備がうまく整うという目算が立たなければ、
iOS8にはこの機能が搭載されないという情報もある。
記事は以上。