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2013年のタブレット端末販売数レポート、AndroidがApple iPadを抜く

2013年、好調に見えていたAppleのiPad、Androidタブレットに販売量で追い抜かれる

マーケットリサーチ会社Gartner(以下ガートナー)が発表したレポートによると、
2013年で世界で売れたAndroidタブレットの総販売数は127%増加し、
Apple(アップル)のiPadが追い抜かれた形となった。

iPadも順調だったが、Androidタブレットの伸びが驚異的

2013年、iPadは従来通り非常に人気商品となっていたが、
世界のタブレット市場での最大シェアの地位を失った形となる。
2013年のAndroidタブレット型コンピュータの販売数は1.209億台に増え、
世界のタブレットデバイス市場の61.9%を占めることとなった。
ちなみに2012年の販売数は5,330万台で、市場シェアは45.8%だったわけだから、
すさまじい伸びを見せていることがわかる。
AppleのiPadの販売数は2012年の6,140万台から2013年には7,040万台に増加したが、
市場シェアは52.8%から一気に36%に低下してしまった。

Androidタブレットが驚異的に売れた原因とは

ガートナーは、iPadの市場シェアの急降下の原因が、
新興市場での体積が小さく、コストが低いタブレットデバイスと、
廉価な”ホワイトボックス(white-box)”製品需要が増えているからだと分析している。
新興市場では、タブレットデバイスの全体の販売数量が145%も増え、
成熟市場では31%しか伸びなかったことが指摘されている。

更にガートナーの研究総監のRoberta Cozzaの声明によると、
「2013年、タブレットデバイスは一種のメジャー製品となった。
種類が非常に多いAndroidタブレットは、
販売価格が主流の消費者の予算範囲内に収まっただけではなく、
そのオプションや選択肢も非常に豊富だ」
と指摘されている。

Appleはタブレットメーカーとしては世界の王者の面目を保つ

もちろん、2013年にAppleはタブレット製造メーカーの中ではもちろん世界王者の地位を保っている。
Samsung(サムスン)は3,740万台の販売数量で市場シェアは19.1%となり、
Appleの後塵を拝して2位となっている。
とはいえ、2012年には850万台で市場シェアが7.4%しかなかったことを考えると、
Samsungは2013年にはタブレットでかなりの進歩をしたことになる。

タブレット市場、全体も2013年は成長

2013年のタブレットの全体での販売数量は1.954億台で、
2012年に比べ68%増加している。

タブレットデバイスを発明したApple、2014年は?

前CEOの故Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ)が満を持して販売したiPad(初代)によって、
タブレットデバイス市場そのものを作り出したApple。
しかし近年ある意味その劣化コピーのAndroidタブレットによってその市場を食われつつある。
Appleが画面が小さめで比較的廉価なiPad miniを投入しても、その情勢は大きく変わらないようだ。
新興市場に媚びて廉価版を投入するようなことはAppleはしないだろう。
シェアよりも利益率、そして何よりも製品が素晴らしいこと、これがAppleの目指すところだろう。
iPad AirやiPad mini Retinaディスプレイモデルは正直本当に初代からのユーザの私から見ても、
びっくりするくらい薄くて軽くなっているし、ディスプレイも綺麗になっている。
正直Androidタブレットが束になってもかなわないと思う。
私自身はこれからもシェアには惑わされず、いい製品を使っていきたいと思う。

記事は以上。

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