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次世代iPhoneにはサファイアガラス採用?既にテスト生産開始

アップルのCEOティム・クック(Tim Cook)がABCの取材に、
米国アリゾナ州メサの新工場がサファイアガラスの製造のために作られたことを認めたのは記憶に新しいところだが、
台湾のメディア”Apple Daily 蘋果日報”によると、
サファイアガラスを採用した次世代iPhone用フロントガラスがテスト生産に入っており、
アップル製品の組立工場のフォックスコン(Foxconn, 富士康)が上記のサファイアガラスのフロントパネルを使って少なくとも100台のiPhoneの試作機を組み立てたという。

100台と聞くとそれほど多くないようにみえるが、
実はこの変更はiPhoneにとって大きいターニングポイントとなりそうだ。
というのも、これまでのiPhoneはゴリラガラスを採用しており、
それがサファイアガラスに変更されるということは、
製造工程がより複雑になるということでもあり、
またiPhoneのガラスがかなり割れにくくなることをも意味するからだ。

フォックスコンのみならず、
Appleのサファイアガラスの2大サプライヤーであるSynopsysとBern Opticsは既に測定機と工具の購買を始めているという情報もあり、
つまりこれはアップルがサファイアガラスの生産量を増加させることを証明している。

現在この2社がアップルに供給しているのは、
iPhoneのiSightカメラのガラス部分と、iPhone5sのTouch IDの表面部分のみだ。

高級腕時計の表面にも用いられているサファイアガラス。
これがiPhoneに用いられることになれば、
相当耐久度が増すことになるのは間違いないが、
その分製品価格の上昇を招くと思われる。

また今後フロントパネルの価格はますます上昇するだろう。
割れにくくなると修理屋が用無しになるのと、
表面に貼る保護フィルムも必要なくなるのであれば、
保護シート業界そのものがダメージを受けるだろう。

記事は以上。

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