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iPhone5c/iPhone5sの製造コストは173-218ドル。IHSの試算

調査会社のIHSは昨日、
彼らがiPhone5sを分解し分析した結果、
Appleの一代のiPhone5c/5sの生産コストは173〜218米ドル(約17,085円〜21,529円)の間という結論が出たとのことだ。
IHSの見積もりが正しければ、
iPhone5sとiPhone5cの生産コストは実はそれほど大きな差がなく、
つまり実はiPhone5cの利益幅が予想より大きくなく、
逆にiPhone5sの利益幅が大きいことを表している。

IHSのレポートでは更に、
1台のiPhone5s 16GBの部品コストは191米ドル(約18,862円)で、
同じく64GBの場合は210米ドル(約20,739円)で、
他に1台あたりの組立コストが8米ドル(約790円)なので、
iPhone5sの製造コストは199〜218米ドルの間としている。

iPhone5cに関してはIHSによると部品コストは173〜183米ドル(約17,085円〜18,072円)で、
組立コストは7米ドル(約691円)。

iPhone5sとiPhone5cの販売額を考えれば、
当然iPhone5sの利幅が大きいということになる。

デバイスの全ての部品単価の中で、
最も高いのは何だろう?と思う人もいるだろう。

ちなみに高い順で以下の通りだという。
1. LCDディスプレイ:41米ドル(約4,051円)
2. A7チップ(iPhone5s):19米ドル(約1,877円)
3. A6チップ(iPhone5c):13米ドル(約1,284円)
4. 指紋認証センサー(iPhone5s) 7米ドル(約691円)

当然部品費と組立費はあくまでデバイスの製造コストの一部であり、
営業コストや代理店コストなども当然大きい上に、
Appleは新機種の開発のプロセスに大量の研究開発資金を投入しているのは間違いない。

しかし上記の製造コストのデータを見る限り、
Appleがあれほどの多くのキャッシュ(現金)を保有することができているのはなぜかがわかるというものだろう。

記事は以上。

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