以前のニュースでは、
Appleは自社製品の”Samsung化”を防ぐために、
Samsungを次世代iPad(iPad5)のディスプレイの主要サプライヤーから外したと伝えられていた。
しかしマーケティング機構のNPD DisplaySearchが本日公開した最新調査報告によると、
Appleの次世代iPadのディスプレイの殆どはSamsung製のものになるという。
元ネタは中国のニュースサイトWeiPhoneの記事(中国語)。
NPD DisplaySearchの調査結果によると、
Samsungが今年4月から6月の間にAppleに支給した9.7インチディスプレイの数量は、
LGのディスプレイを遥かに凌ぐ数だったという。
このディスプレイは現行のiPad4の製造に使用されているということだ。
アナリストの分析によると、
事実上Appleは既に今年1月からSamsungへのディスプレイの発注を増やしているという。
NPD DisplaySearchは、第一四半期にAppleがSamsungから230万枚のディスプレイを購入しており、
第二四半期には急激に80%増加し、410万枚の購入量となっているとのこと。
現在でもLG DisplayはAppleの最大のディスプレイのサプライヤーだが、
その地位は恐らくすぐにSamsungに取って代わられるだろう。
Samsungは今年後半から次世代iPad mini(iPad mini2)のために、
7.9インチのディスプレイを供給開始しているという情報もある
(但しRetinaディスプレイなのか非Retinaディスプレイなのかは判然としない)。
Samsung以外にも、LG Displayや日本のサプライヤーも、
次世代iPad mini用のRetinaディスプレイのサプライヤーとなり得る。
シャープやAU Optronics(友達光電)もAppleの調達(納期)にある程度の問題をもたらしているという。
記事は以上。