次世代iPad miniと見られるiPad mini 2がRetina(レティーナ)ディスプレイを搭載する、
という情報があるのは当ブログの先日の記事で、
iPad mini2のものと見られるバックパネル部品のリーク写真と共にお伝えしたとおりだ。
そしてこの次世代iPad miniについて、
先週土曜日にアメリカのITポータルサイトCNETが、
≪バッテリーの持ちとシャープなディスプレイ性能:アップルの”ミニ”にチャンス≫
(Battery life and a sharp screen: A ‘Mini’ opportunity for Apple)
という文章を掲載した。
以下は中国のApple系ニュースサイト、WeiPhoneの中国語記事の翻訳のため、
もともとのCNETの記事とは少し意味がかけ離れてしまうかもしれないが、
私は英語よりも中国語の方が得意なのでご勘弁を。
新しいNexus 7がタブレットのディスプレイを更にシャープにした結果、
バッテリー持続時間を犠牲にしたという経験があるので、
Appleはその中から教訓を得る必要がある。
つまりディスプレイ性能がよくて、体積が小さく、
そしてバッテリー持続時間が長いタブレットをリリースすれば、
Appleはまたここで非常に優勢になるというものだ。AppleはiPad miniにRetinaディスプレイを採用しているという話もあるが、
それはどうやら急ぎすぎる必要はないようだ。
先週、Google Nexus 7は323dpiという画素でiPad miniを超えるディスプレイ性能を売りにした。
Nexus 7を一週間使用してみて気づいたのは、
その薄いボディのためにバッテリー持続性能が悪くなっていることだ。超高解像度ディスプレイを採用すると、
このような問題が突出してくるのは自明の理だ。
高解像度ディスプレイを性能通り点灯させるには、
大容量電池が必要だからだ。もしあなたがNexus 7を持っているならば、
Androidの設定の中で”バッテリー”を選択すると、
ディスプレイが消耗するバッテリー容量が、
その他の全てのハードウェアとサービスを凌駕していることに気づくだろう。
もし明るさを50%に調整したとしても、
ディスプレイのバッテリー消耗量が他のものと比べて2倍〜3倍多いのだ。
エレクトロニックデバイスの解体を専門にしているサイト「iFixit」によると、
新しいNexus7のバッテリーの評価は、初代のNexus7よりも低いとしている。CNETの測定評価によると、
第2世代のNexus7のバッテリー持続時間は、
初代のデバイスよりは長いということだが、
実際に使用してみた感覚は非常にバッテリーの持ちが悪く、
間違いなくiPad miniより短い。そこでAppleへの提案として、
Retinaディスプレイを採用することによって、
iPad miniのバッテリーの持ちが悪くなると言うことにならないで欲しいということだ。
もしバッテリーが不足するようだと、
優秀なディスプレイの価値も制限されてしまうからだ。事実、Appleは以前この問題を重視したことがあるようだ。
第三世代iPad(新しいiPad=今は新しくない新しいiPad、笑)と、
第四世代iPad(iPad4、現行機種)はRetinaディスプレイを搭載しているが、
厚さと重量はiPad2を超えており、その原因の一部として、
大容量の電池を搭載することでバッテリー持続時間を延ばすためということが挙げられる。
またMacBook Proでいえば、
標準版の13インチMacBook Proと比べて、
Retinaディスプレイ搭載の13インチMacBook Proは、
大きめのバッテリーを採用している。アナリストによると、Appleは次世代iPad miniに網膜ディスプレイを採用するため、
多結晶シリコン及びIGZOディスプレイ技術を試しているという。
Appleにはこのキーとなる問題を解決してもらって、
体積が小さく、またバッテリー持続時間が長い、
Retinaディスプレイを搭載した次世代iPad miniを実現してもらいたいものだ。
※ちなみにRetinaディスプレイの中国語訳は「視網膜屏幕(视网膜屏幕)」。
日本語に直訳すると「網膜ディスプレイ」。
日本語ではすぐにカタカナ英語にしてしまうのでわかりにくいが、
そもそも「Retina」とは英語で網膜のことで、
人間の網膜と同等またはそれを超えたという意味で、
Appleが付けた名前だが、
網膜を超えたというのは誇大広告ではないかということで問題になったこともある。
正直コンピュータ用語は、
中国語の方が日本語の用語よりちゃんと漢字に翻訳しているので意味が取りやすかったりする。
記事は以上。