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漢なデバイスなのか!?新型【Apple TV】の購入者のうち9割が男性であることが判明

10月30日から配送が始まった新型Apple TVの【Apple TV 4G】。今回のアップデートでSiriやタッチ機能付きコントローラ”Siri Remote”がつき、App Storeに対応、ゲーム機能も追加されたため、これまでのApple TVからは大幅な機能強化となった。

さて、大幅に強化されたApple TV 4Gをいったいどんな人が購入しているのだろう?Slice Intelligenceが300万人の対象から統計を取った数字から、面白いことが判明した。

Apple TV 4と他のTVデバイスの購入者男女比

新型Apple TV 4Gの購買者の中で、90%が男性で、女性はわずか9.4%しかいなかったことが判明した。以下はApple TV 4Gとその他のTV関連デバイス(Apple TV 1G〜3G、Chrome Cast、Fire TV、Roku)の購入者の男女比比較表だが、興味深いのは全体的に購入者に男性が多い中、なぜかApple TV 4Gだけ突出して男性比率が高いことだ。過去のApple TV 1〜3に比べても圧倒的に多いのはゲームの影響だろうか。

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Apple TV 4と他のTVデバイスの購入者年齢層比

Apple TV 4では購入者の年齢層では35〜44歳が最も多いことが判明した。これまでのApple TV 1〜3は25〜34歳の購入が多かったのに比べると、購買年齢層が1階層あがった可能性があるということだ。これは時間の経過も要素にあると思われるが、恐らくゲーム機能のフィーチャーの影響が大きいのかもしれない。

私自身も35〜44歳の間に入る年齢層だが、若い頃よくTVゲームをやった思い出が強いいわゆる”ファミコン世代”のため、Apple TVによる”TVゲーム機能”には親近感が湧く。しかし年齢層がそれより高くなるとゲームセンター(ゲーセン)世代となり、低くなると携帯ゲーム世代やスマホゲーム世代ということになり、両方ともあまりApple TVの”TVゲーム機能”に惹かれないのかもしれない。

ちなみにどのTVデバイスも18〜24歳の年齢層の購入が極端に少なく(5%前後)、全体的に若者のTV離れを反映しているのかもしれない。

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Apple TV 4の購入者リピーター率

新型Apple TVを購入した人の中で、従来のApple TVを使っていた人は19.5%となり、リピーター率はあまり高くないことがわかった。逆に初めてApple TV 4をTVデバイスとして購入した人は57.8%ということで、これは目玉となるApp Storeの追加やゲーム機能の追加、コントローラの新機能が功を奏したのかもしれない。

そして上記以外の20%強はApple TVではないTVデバイスからの転入購入者となった。Fire TVからが11.7%、Chromecastからが5.7%、Rokuからが5.3%という結果となっている。

TVデバイスのApple TV 4発売前と発売後のマーケットシェア比較

またSlice Intelligenceでは更にTVデバイスの市場シェア比較を公開しており、Apple TV 4発売前と発売後の比較もできる。ちなみにApple TV 4がリリースされた後のシェアでは、Apple TV 1〜3と新型の4を足してApple TV全体のシェアは31%となり、TVデバイスの中ではトップシェアに躍り出た。2位はFire TV(27.5%)となってApple TVの後塵を拝している。つまりApple TVはApple TV 4発売以前はFire TVが30%を超えて市場シェアトップだったのを、Apple TV 4によってその牙城を切り崩したということになる。3位以下はRoku、Chromecastと続く。

※シェア比率比較では円グラフの方がわかりやすいと思うのだがなぜか棒グラフ。

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記事は以上。

(記事情報元:Slice Intelligence)

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