先月、Appleのティム・クック(Tim Cook)CEOと、Appleの新本社社屋”Apple Park”でランチを取ることができるチャリティオークションがありました。当ブログでもお伝えしたとおりですが、最終的に$688,999米ドル(約7,625万円)で落札されたそうです。
さて、今度はAppleの名物上級副社長のエディ・キュー(Eddie Cue)SVP(シニア・ヴァイス・プレジデント)の番です。エディ・キューSVPは、Appleでインターネットソフトウェアとサービス部門(例えばApple MusicやiTunes、iCloudなどのサービス)のトップを務めています。今回もCharitybuzzとの提携ですが、今回のエディ・キュー氏とのランチで落札された金額は、アメリカのバスケットボールのコーチ達による基金(the National Association of Basketball Coaches Foundation、NABC Foundation)に寄付されます。
Charitybuzzでは、今回のエディ・キューSVPとのランチ権について、このように説明しています。
カリフォルニア州クパチーノにある、175エーカー(約70万8,200平米、東京ドーム約15個分)もあるAppleの本部で、エディ・キュー氏とランチをするチャンス!Appleの業界トップのコンテンツやオンラインサービスについて学ぶことができます。”Apple Park”を見ることができるレアな機会で、我々の世代では世界で最もイノベーティブな仕事をしている人と、一対一で深い会話をすることができます。
なお、このエディ・キューSVPとのApple Parkでのランチ権の最低入札価格は$5,000米ドル(約55万4,000円)となっていて、ゴールは$50,000ドル(約554万円)に設定されています(ティム・クックCEOの今年の落札価格に比べると10分の1以下で、ずいぶんと控えめな印象ですね!)。オークションは本日から開始され、現地時間6月28日午後3時に締め切られます。ティム・クックCEOとのランチと同様、ほぼ完成しているApple Parkの中で、一般の人は立ち入れないところに入ることができると予想されています。
なお、今回のエディ・キュー氏のランチ権のチャリティオークションは、Charitybuzzとの連携は初めてですが、キュー氏はかつて2014年に、ランチ権とMacBook Airをセットにして、落札金額を上記と同じくNABC基金に寄付しています。
エディ・キュー氏はバスケットボールが大好きなことで知られていて、Cult of Macによれば、カリフォルニア州オークランドを拠点にするゴールデンステート・ウォリアーズ(Golden State Warriors)の最強のチアリーダー(応援団長)ともいわれています(ちなみにゴールデンステートとはカリフォルニア州の愛称です)。NBAの試合の特等席(最前列)で観戦したり声援を送っている様子が激写されたりしています。それが冒頭や上の写真でもよく解ると思います。
エディ・キュー氏はAppleの共同創業者、故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)がまだAppleのトップだった頃からの上級副社長の一人で、ジョブズのDNAを継いでいる一人ともいえます。
新しいデバイスのことは教えてもらえないにしても、今後Appleが作っていくコンテンツやインターネット上のサービス、そしてVR/ARの発展の方向については聞けるかもしれません。ソフトウェアに関わっていることから、自動運転技術についても、何か聞けるかもしれません。そして、スティーブ・ジョブズとのエピソードなんかもこっそり教えてくれるかもしれません。いずれにせよ、ランチをするだけで最低でも50万円以上。。シリコンバレーに住んでいて、お金に余裕がある人はぜひチャレンジしてみては?
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)