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中国でApple Watch 3が単独使用可能に!中国聯通がeSIMサービス開始

Tencent(騰訊)のニュースサイト《一線》の記事によると、中国の三大キャリアの1つ、チャイナユニコム(China Unicom、中国聯通)が本日2018年3月7日に、中国国内で初めてeSIMサービスを中国内の6都市で開始しました。

6都市とは、上海市(直轄市)、天津(直轄市)、広州(広東省省都)、深圳(広東省、香港の隣)、鄭州(河南省省都)、長沙(湖南省省都)とされています。今後これら6都市からサービス提供都市は広がっていくものと思われます。

当面は完全にApple Watch Series 3 セルラーモデル向けのサービスに

これにより、eSIMに対応した端末があれば、1つの番号で独立した2つのデバイスで同時に通信したり、電話を受けたりかけたりすることができるようになります。

といっても、eSIMに対応した端末といえばやはりApple Watch Series 3 セルラー(Cellular)モデル、ということになるでしょう。ニュースでも、このサービスの対象となるのは、Apple Watch Series 3 セルラーモデルが初めての製品となると書かれています。

当面は完全にApple Watch Series 3 セルラーモデルのみに向けたサービスになると思われますが、今後このチャイナユニコムの動きを受けて、中国国産ブランドなどがスマートウォッチやタブレットなどでeSIMに対応してくるかもしれません。

チャイナユニコムは今年2月15日にeSIM許可を取得

当ブログでも2月15日に、チャイナユニコムがeSIM許可を取得したことを記事にしています。eSIMや、チャイナユニコムがこの許可を取得にするに至った経緯など、詳細についてはその記事をご覧ください。

年末までeSIMサービススタートキャンペーンもあり!

6都市で発行されたSIMであれば、eSIMサービスを受け付けるということになるかと思います。また、eSIMサービススタートキャンペーンとして、本日から2018年12月31日まで、このeSIMサービスを新しく開通したカスタマー向けに、12ヶ月分のeSIM使用料のディスカウントがあるとのことです。

Apple Watch Series 3 セルラーモデルをお持ちの方で、チャイナユニコムの上記6都市の番号をお持ちの方でeSIMサービスを利用したい方は、年末までにチャイナユニコムで申し込むといいかもしれません。

なお、三大キャリアのうち他の2社(チャイナモバイル、チャイナテレコム)もeSIMサービスは追随してくるものと思われます(いつもだいたいこのパターン)。

Appleの中国公式サイトではApple Watch Series 3のGPS+セルラーモデルが販売中

なお、中国のApple公式サイトでは、Apple Watch Series 3のeSIMに対応したGPS+セルラーモデル(GPS+蜂窝网络)が既に販売されています。

記事は以上です。

(記事情報元:Tencent 一線

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