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デルタ航空、2018年から運行支援端末をSurface 2からiPad Pro 10.5に切替、iPhone 7 Plusも導入へ

Apple Insiderが独自に手に入れた社内メールによると、アメリカのデルタ航空が、2014年から運行支援端末として利用していたマイクロソフト(Microsoft)のSurface 2とLumia 820(Windows Phone)を、それぞれ2018年年初からAppleのiPad Pro 10.5インチモデルとiPhone 7 Plusに切り替える予定であることがわかりました。

デルタ航空は14,000人のパイロット(操縦士)及び23,000人の客室乗務員の運行支援のためにAppleのテクノロジーを利用する予定で、それについて会社の内部メールで従業員に確認をした、ということです。そしてこの情報はデルタ航空に勤める二人の従業員から暴露されました。

またデルタ航空は今回40,000台近いAppleデバイスを購入することになり、エンタープライズ(企業)市場への進出を進めてきたAppleにとってはビッグニュースとなりそうです。

デルタ航空では、フライトマニュアルや気象ソフト、航空機マニュアル等をタブレットに搭載し、天候や滑走路の状況をリアルタイムで知らせることにより、安全運航を支援しているとのことです。それらが使われていた端末のOSを、WindowsからiOSに切り替える、ということになりそうですね。

ただし、デルタ航空は端末はApple iOSデバイスに切り替えるものの、業務用アプリケーションにはMicrosoft Dynamicsを導入することで、マイクロソフトとの関係性を維持する予定のようです。

Appleは先日も、GE(ゼネラル・エレクトリック)社と共同で、GEの”Predix”という自動化プラットフォームのデータと分析をiPhoneとiPad上の企業向けアプリケーションと統合することを発表したばかりです。またGEも従業員にiOSデバイスを使うことをこれから推奨していくとのことです。

その更に前には、Appleと共同でエンタープライズ市場に進出を続けているIBMの製品・ソリューション部門のMahmoud Naghshinehゼネラルマネージャーがメディアの取材を受けたときに、「Appleのデバイスはエンタープライズ市場でどこにでも存在している」と答えています。

今後もAppleのデバイスを採用する企業がますます増えることになりそうです。

ちなみに、日本の航空会社では日本航空(JAL/JL)や全日本空輸(ANA/NH)、その傘下のピーチ・アビエーション(APJ/MM)がデルタ航空と同様の利用を行なっており、こちらもiPadが機材として選定されています。

こうやって企業・ビジネスの分野にもAppleデバイスが進出してくると、やはり会社などでiOSやmacOSを1回体験するとその使いやすさにはまり、ますますプライベートでもAppleデバイスユーザが増えることになるかもしれませんね。

記事は以上です。

(記事情報元:Apple Insiderぷるど.net

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