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スティーブ・ジョブズの遺産!Apple、クルーザーの遠隔操作デバイスの特許を取得

Patently Appleによると、昨日米国特許商標庁(USPTO)は船(ヨット・クルーザー)の遠隔コントロールデバイスに関連する技術特許について公開したという。面白いのは、この技術特許があの5年前に亡くなったAppleの共同創業者で前CEOのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)と関係があることだ。

なぜジョブズと関係があるのかというと、この概念はジョブズがいち早く提唱していたからだ。昨日公開された特許の名前は【無線モバイルデバイスを使ったリモートモーションコントロール】、2013年(スティーブ・ジョブズの死後2年後)に出願されているが最近になってようやく批准された。登記はAppleとSavantの連名でなされている。

Savantはラグジュアリーな家電オートメーションシステムの製造メーカーで、ジョブズと共にVenusという高級クルーザーを研究開発していた。

この特許では、タッチパネルを搭載したデバイス(iPhoneやiPadなど)で、リモートコントロールプログラムで船舶やヨット・クルーザーなどの操縦を行うとされている。デバイスは無線で船舶の電子コントロールシステムに接続され、複数のセンサーから風速や水深、周囲の状況やシステムの状態などの情報を収集する。またこのコントロールシステムではデータの送信や、船舶システムからの情報を受け取ることができる。スクリューのアクセルや舵などもコントロール可能で、それによって無線ネットワークによって船舶の操縦が可能になるというものだ。

ジョブズのスーパークルーザーはフィリップ・スタルク(Philippe Starck)氏のデザイン会社Ubikによる設計で、Headshipが製造にあたった。ジョブズはご存じの通り2011年10月に亡くなったが、スーパークルーザーは1年後に誕生し、その製造価格は1.12億ドルにも上っている(現在のレートで約112億8940万円)。

 

画蛇添足 One more thing…

ほとんどスティーブ・ジョブズの趣味でやっていたようなことで、この特許を取ったことでAppleがクルーザーコントロールデバイスやアプリ、またはクルーザーそのものを発売するとは思えないが、もしかしたらiOSのシステムをCar Playという車のナビゲーション業界に持ち込んだように、船舶操縦にもiOSのカスタマイズを持ち込むのだろうか。その名もYacht Play?なんちゃって。。

記事は以上。

(記事情報元:Patently Apple

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