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【Assembled in India】iPhoneのインド組立はほぼ決定、ただしiPhone SEのみか

iPhoneのインド生産(組立)がいよいよ始まり、そしてiPhoneの裏側には”Assembled in India”の文字が刻まれる。。このニュースはほぼ鉄板といっても良さそうだ。iPhoneの組立ラインはインドのITの中心ともいえるバンガロールに設けられる、とインドのカルナータカ州政府のIT責任者、Priyank Kharge氏がTwitterで漏らしたためだ。

この調子では、政府筋から新製品の情報のリークも期待できる?と思った私は甘かった。当分、”Assembled in India”のiPhone 7sやiPhone 8シリーズを見ることはほぼありえそうもないからだ。

AppleとウィストロンはインドでiPhone SEの組立しか行わない、開始時期は4月辺りから

Mashable Asiaによれば、Appleはまずインドでは4インチディスプレイのiPhone SEの組立しか行わない可能性が高いという。とある情報筋からの具体的なリーク情報によると、バンガロールの生産ラインでは最新のiPhoneの組立を行う計画はなく、iPhone SEの組立が4月辺りから開始されるという。

 

iPhone SEの組立のみで製造は行われない、インド国内市場向け分のみ

またAppleの組立委託先の台湾ウィストロン(Wistron、維創)がバンガロールのPeenya工業地域に建設した工場は、iPhoneの組立のみに使われ、製造ではないという。そしてそこで組み立てられたiPhoneは全てインド国内市場で販売されるという。

 

昨年インドで250万台売れたiPhone

当ブログでも以前お伝えしたとおり、マーケティング機関のCounterpointのデータによると、Appleは昨年250万台のiPhoneを販売した。これがAppleの史上インドで最も多く売れた年間販売台数となった。Appleはインドのスマートフォン市場シェアランキングでは10位に甘んじているが、インドのハイエンド(定義:単価450米ドル≒約50,660円以上)スマートフォン市場では、iPhoneは62%以上のシェアを持っている。

Appleはここ数年、新興市場の開発に力を入れてきた。そして一昨日の1月26日、日経新聞で報じられたとおり、Appleはインド政府にインドでのiPhoneの生産計画を提出し、15年間の部品輸入関税の撤廃などを求めたことが伝えられている。
今後現地生産で更に加速か?Apple、昨年1年間でインドで250万台のiPhoneを販売で新記録 - 小龍茶館

 

画蛇添足 One more thing…

ただし、インドで昨年売れた250万台のiPhoneのうち、最も売れた機種は最新のiPhone 7/7 Plusとのことなので、現状の価格帯ではiPhone SEは売れないということになる。1世代前の性能しか持たないiPhone SEがどれだけ圧倒的に購買単価が低いインド市場とその中の人の心を掴むのか、インド組立のiPhone SEのインド市場での値付け価格帯に注目が集まる。

ただもしインド販売分iPhone SEだけインド組立によって他の国と比べて価格を一気に下げるようだと、あっという間に中国の転売ヤーが群がりそうな気がする。。(それで売れたりして)。

記事は以上。

(記事情報元:Mashable Asia

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