中国のネット規制強化で、iOSでは中国のApple IDアカウントによるApp Storeからは軒並みVPN接続用アプリが消え去ってしまいました。
iOSのApp Storeでのアプリ削除による規制が始まった当初は、比較的大手のVPN業者のものが削除されていたのですが、その後小さい業者のものも削除され、そして暫く問題がなかったShadowSocks接続のアプリも削除された形になります。
色々調べたところ、現在ではShadowsfish（6元）またはちょっと高いですがBanana（25元）という有料アプリが残っているようです（他にもあると思います）。更に、Bananaではアプリ内課金もあるとのことで、アプリの使用以外に、サービスの利用契約にお金がかかる可能性もありますね。
▼Shadowfish
▼Banana
とはいえ、上記2つもいつ削除されるかわからない状況です。今後は、通常のネット速度測定アプリなどに見せかけて、裏コマンドで接続できるようにする、というような方法にするかもしれません。
WindowsやAndroidについては、外部からアプリをダウンロード可能なので規制することはできませんね。VPNそのものを規制するというのはかなり非現実的かと思います。
上記のように中国のネット規制がだんだん厳しくなっているのは間違いないようです。これから中国は十九大という「全人代」、いわゆる国会が開かれ、その時期には更にネット規制が強化されるといわれています。ですが、やはり中国では「上に政策あり、下に対策あり」。大衆に知恵が蓄積されています。規制に対して、どんな対策が出てくるのか、、楽しみです。
ちなみに当ブログでもShadowSocks接続によるVPNサービスを提供していますが、今のところ問題なく接続できています。ただiOSで中国アカウントでの利用ですと無償アプリの選択肢がなく、なかなか厳しいですね。。（2017年10月9日現在、SuperWingyという無償アプリがまた同じ作者からアップロードされていて、問題なく接続可能であることを確認しております。ただ、すぐ削除されてしまうかもしれません。暫くはいたちごっこが続くかもしれません）。
記事は以上です。