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落札額はいくらに?スティーブ・ジョブズが実際に乗っていたBMW Z8がオークションに出品

日本のサラリーマンが会社で「トイレ(大)に行ってきます」という言い訳をして予約を入れまくったという【iPhone X】の人気ぶりで、Appleはまたまた世界のテック界の注目を浴びました。

そしてそのAppleといえばやはり共同創業者のスティーブ・ジョブズですが、そのジョブズが実際に使っていた物品がオークションに出品されるたびにやはりテック界のニュースはそこに注目することになります。一昨日、ジョブズが自らサインした雑誌「NEWSWEEK」が5万ドル(約568万円)という高値で落札されたというニュースがありました。

この「NEWSWEEK」の落札価格はRR Auctionの予想額の3倍よりも高かったようです。さて今度は、ジョブズが実際に乗っていたというBMW Z8 コンバーチブルがオークションに出品されることになりました。その落札価格はいくらになるのでしょうか?

上の2000年製のスティーブ・ジョブズが所有し実際に運転していたBMW Z8 コンバーチブルモデルは、世界最古の現在でも操業しているオークション企業であるRM サザビー(RM Sotheby)が主催するオークションで出品されました。

実際、2000年製のBMW Z8そのものが数量限定版で、今回出品されたモデルは400馬力のコンバーチブルで、ドイツの自動車メーカーのBMWにとっては新しいエンジニアリングを使用した1つのいい例となっています。ジョブズがそのZ8の最初のオーナーで、彼は2000年10月にこのチタニウム・シルバー色の車体と黒の本革シート内装のBMW Z8を手にしました。

サザビーの予測では、ジョブズのBMW Z8の落札価格は30〜40万ドル(約3,410万〜4,547万円)の間ではないかとされていて、100万ドルするHAMMERよりも安い値がついています。しかしこれまでオークションに出品されたジョブズに関連するものは主にコンピュータであったり、彼の個人の持ち物だったりですが、今回の”スポーツカー”は、Appleファンやスティーブ・ジョブズ関連グッズコレクターにとっては恐らくもっともっと価値のあるものとなると思われます。というのも、BMW Z8は数量限定版でもあり、またデザインやエンジニアリングを見ても、単に現代のコレクションとしても非常に価値が高いものだからです。

サザビーの記録によれば、ジョブズはオラクルのラリー・エリソン(Larry Ellison)CEOの薦めでこのZ8を購入したそうです。ラリー・エリソンCEOはジョブズに、このスポーツカーには自らの”好み”を反映させることができる、現代のカーエンジニアリングの最高峰の作品である、と語ったそうで、それがジョブズの気持ちを動かしたようです。

ジョブズは2003年にこの車を2人目のオーナーに売り、そして2004年には3人目のオーナーの手に渡りました。この3人目のオーナーは、Appleのテクノロジー担当の主管だったとのことです。そして2006年にはまた2人目のオーナーのもとに戻り、そしてその2人目のオーナーだった人物からオークションに出品されることになりました。いずれにせよこのZ8はいわゆる数々の「伝奇」を持った車といえるでしょう。

このZ8はメーターによれば15,200マイル(約24,462km)しか走っておらず、また初期オプション部品やハードトップ、保護用フード、鍵、ナビ用CD、取扱説明書などが揃っているということです。また特筆すべきは、このZ8の初期オプションの中にはモトローラ(Motorola)の携帯電話が含まれていたとのことですが、ジョブズはもともとモトローラの携帯が大嫌いだったことで有名です。

このZ8はカリフォルニア州で登録されており、オーナー名は”Jobs, Steven P.”となっていたそうです。ちなみにスティーブ・ジョブズのミドルネームはポールです(Steven Paul Jobs)。

スティーブ・ジョブズは2011年に死去しましたが、彼が残したAppleという遺産は今でも大きく成長しつつこの世に残り続けています。Appleのデザインへの追求や会社の仕組みに至るまで、今でもジョブズの影響は色濃く残っているといわれています。Appleはジョブズを記念するために、新社屋のApple Parkの中にスティーブ・ジョブズの名を冠した劇場まで用意したほどです。

さてこのジョブズが実際に運転していた価値あるBMW Z8コンバーチブル、実際はいくらで落札されるのか。。楽しみですね。

記事は以上です。

(記事情報元:Slashgear

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