MacBookの中に使われているNVMeプロトコルによって、AppleのPCIe SSDの速度は既に非常に速い。なぜならこのNVMeによって書き込みや読み込み遅延を大幅に低減しているからだ。しかしPCWorldの報道によると、将来のMacBookのSSDは更に速くなるという。というのも、最新の技術がNVMeプロトコルと互換性があるからだ。
IntelのOPTANE™は3D Xpoint™テクノロジーをもとにした新しいフラッシュメモリとSSDのブランドで、3D XpointはIntelとMicronが共同開発したテクノロジーだ。その密度はDRAMの10倍で、速度はフラッシュメモリの1000倍、しかも耐久力も1000倍になるという、数字を聞くだけでもすさまじいテクノロジーの進化がみられるようだ。
更にIntelはこのOPTANE™をNVMeや、もちろんSkylakeチップとも互換性をもたせることで、更なる高速化が可能だとしている。これまでのメディアの情報では新しいMacBookにはSkylakeのチップセットが使用されるとみられており、将来のMacBookでは更にSSDが高速化し、RAMのスピードに近づくことになる。
もちろんAppleもIntelもまだいつからこのテクノロジーをMacBookやiMacに導入するかは明らかにしていない。Appleは最先端のテクノロジーを積極的かつ世界最速で導入する事もあるかと思えば、安定するまで様子見をすることもあり、なんともいえないところがある。
ただ、SSDが爆速になるということは当然ながらMacのユーザ体験(UX)を更に向上させることになり、それは当然ながらAppleが望んでいることでもあろう。まずはMacBook Proから採用になる可能性が高いのではないだろうか。
ちなみに3月21日(日本時間3月22日)のAppleの新製品発表スペシャルイベントでは新しいMacのハードウェアの発表は行われないもようだ。
(記事情報元:PCWorld)