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大金を払っても幸せ!Apple I “Celebration”のオークション落札者が登場

当ブログでも2回ほどお伝えしてきた、チャリティオークション”Charity Buzz”に登場した、Apple Computerが40年前の1976年に販売した初代パーソナルコンピュータ【Apple I “Celebration”】

Apple(アップル)=Apple Computer Inc.の初めての製品で、現在となっては非常に貴重になっている【Apple I】パーソナルコンピュータ。Appleの偉大な歴史の第一歩を刻んだこの製品は、1976年、つまり40年前にリリースされた。たびたびオークションにかけられることで【Apple I】はメディアに登場するが、最近もまたCharityBuzzというプラットフォームで出品されている。そして今回出品された【Apple I】には"Celebration"という名前がつけられている。
落札価格1億円超えるか?オークションに出品中のApple I “Celebration”がすごい - 小龍茶館
現在のApple(アップル)の前身、Apple Computer Inc.(アップルコンピュータ)がちょうど40年前の1976年にリリースした一番最初の製品、【Apple I】。世界中で60〜70台しか現存しない、世の中の"パーソナルコンピュータ"の概念を変えるきっかけとなったこの貴重な製品は、毎回オークションで高値がつくことで話題を呼んでいる。そして先月、ネット上でチャリティオークションを主催しているCharityBuzzが、この特別な【Apple I "Celebration"】をオークションにかけていたことは、当ブログでもお伝えしていたと...
惜しい!チャリティオークション出品のApple I “Celebration”,最終落札価格が100万... - 小龍茶館

この【Apple I “Celebration”】は、取説一式も完璧に揃い、メモリ増設済み、更にドーターボードやゲームまでついた美品、ということで注目を集め、事前の評価では最終落札価格は100万ドル(約1億円)の大台に至って過去最高落札価格を更新するのではないかとされていたが、最終的には81.5万ドルで落札され、大台や記録更新達成はならなかった

そしてこの【Apple I “Celebration”】を落札した張本人、セレブのGlenn DellimoreとShannon Dellimore夫妻がとうとうメディアに姿を現した

Glenn Dellimore氏は、オークションの過程での興奮した気持ちを打ち明けている。「当時オークションが行われいて、私は突然あのApple Iが欲しくなったことを意識したんです!あの時、私には考える時間が37秒しか残されていなかったのです」。そしてDellimore氏は更に、詳細を明かしている。「最初私の出した落札希望額は27万ドルだったんです。しかし、その価格はすぐに上っていきました。でも私はずっと耐えて、他の人と価格を競いました。それで、価格が一気に51.5万ドルになったんです!」

最終的にはDellimore氏は【Apple I “Celebration”】を81.5万ドルで手にした。彼の心の中では、この【Apple I “Celebration”】は価値が200万ドルにものぼっていたという。

ちなみにこの【Apple I “Celebration”】以外に、Dellimore夫妻は実はもう一台の【Apple I “Celebration”】を所有している。どうやらこの夫妻は本当にこういった「テクノロジー骨董品」が好きなようだ。Dellimore氏の話を借りれば、この【Apple I “Celebration”】は印象派の巨匠モネとピカソの作品よりも価値があるというのだ。

「その後、時間が経つと共に、Appleは自らのやり方で世界を変えました。そしてこのApple Iは、まるでコンピュータの世界での”聖杯”のようなもので、世界で最も重要なコンピュータなんです」とDellimore氏は付け加えている。

他人から見れば、今回のApple Iが100万ドルを突破しなかったことが残念に感じるかもしれないが、Dellimore氏にとっては、この伝説の【Apple I “Celebration”】を手に入れることで、彼自身の心には興奮と幸福と喜びが満ち溢れたのだろう。

 

なお、Dellimore夫妻はこのApple I “Celebration”を大学に寄贈し、コンピュータサイエンスを目指す学生達の励みにするという。

なんとも豪快な夫婦である。。

記事は以上。

(記事情報元:Buisiness Insider

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