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【中国カート場紹介】珠海極速サーキット(珠海极速赛车会)

私は中国、主に住んでいる広東省中山市付近でカート(ゴーカート、レーシングカート)を趣味で楽しんでいます。今回は広東省珠海市淇澳島にある、珠江デルタの中でも5本の指に入る優れたコースが特徴の「珠海極速サーキット」をご紹介します。

珠海極速サーキット 基本情報

珠海極速サーキット 特徴

珠海極速サーキットは、珠海の最も北東側にある大きめの島、淇澳島にあり、珠海の中ではNo.1、珠江デルタの中でも5本の指に入る優れたコースを持つカート場です。どのように優れているかというと、ともかくコースが長く、コース幅も広いため、2スト125ccでも十分に実力を発揮できるカート場であることです(ただし2ストのレンタルは現在はありません。自分のカートを買って預けるか持ち込むしかありません)。

これまで「金苹果 ゴールデンアップル」と呼ばれていた頃は非常に管理が原始的かつ杜撰で、ラップタイム計測にも別料金を取るような感じでした。レンタルのマシンの管理も非常によくなく、4ストは速度が遅く、2ストKT100エンジンはしょっちゅうエンストを起こしていて顰蹙を買うなど閑古鳥が鳴いていたのですが、2021年にオーナーが変わり、同じく珠江デルタで5本の指に入るカート場「深圳極速サーキット」のオーナーが買い取ったことでシステムが生まれ変わりました。

現在は「愛卡丁」という顧客やラップタイム管理システムが導入され、スマートフォンで自分の成績がチェックできるようになったり、モニターにリアルタイムで車の位置が表示されたりするなど一気に先進的になりました。また、マシンの管理も以前に比べて行き届くようになっています(とはいえもちろんレンタルなのでマシン差は相当あります)。ただ残念なことに2ストKT100のレンタルがなくなってしまいました。

珠海極速サーキット 施設紹介

珠海極速サーキットの交通の便は非常によく、しかも淇澳島に入ったあとの一本道から途中で少し左に入ったところにあります。看板も出ているのでわかりやすいかと思います。

駐車場の先の階段を上がるとオレンジ色の建物があり、そこに入っていくと休憩所やパドックやチケット売り場などがあります。

入って右側には会員スペースがあり、そこでは2ストレーシングカートやバイクの保管やパドックがあります。

内部にはドリンクや食事ができるなぜか「将太(しょうた)」と書かれた小さい軽食が出来る飲食店(ミニコンビニ)もあるのが特徴です。実際はジジババがいるだけで本当に出せるんかな?というのもありますが。。どうやら支店らしく、本店は市内にあるようです。行きたくないですけど。。


教習スペースもあるのですが、使われている形跡はありません。

ちょっと残念なのは、照明施設がなくナイター営業がないことです。ということで営業時間が他のカート場よりも圧倒的に短く、19:00には終了してしまいます。

珠海極速サーキット レンタル車両紹介

上記の通り、珠海極速サーキットはレンタルですと2種類となっています。

通常4スト車で1分8秒以内で走れたら、スーパー4ストに乗る資格認定証をもらえます。私は1回目、明らかに酷く直線が遅くどうしようもない車に当たったんですが、それでも1分7秒台で走れましたので、それなりにカート経験があれば問題ないかと思います。一緒に行った腕は私と同じか少し速いくらいの友人は1分2秒台でした。いいマシンとの差が5秒もあるなんて。。という感じです(これまで同じマシンに乗っても最大でも0.5秒程度の差しかなかったのですが)。

▼こちらは通常4スト車。

スーパー4スト車の方はエンジンは通常4スト車と同じホンダGX200なのですが、TS-5シャーシで軽く、スピードも出るようになっています。ただ、最速ラップでも56秒台、当日の最速は58秒台後半、私ともう1人はその日は1分0秒台しか出ませんでした。友人に至っては通常4スト車とスーパー4スト車のラップタイムは2秒くらいしか差がありませんでした。

というわけで、通常4スト車もスーパー4スト車も、両方ともマシンの個体差はなかなか大きいと思われます。レンタルなので仕方ないとはいえ、もうちょっとあわせてほしいところはありますね。本当は自分のマシンを持ち込めればよいのですけどね。

それから、スーパー4スト車両はスピンしやすかったです。詳細は、下の方の動画で。。

珠海極速サーキット コース紹介

珠海極速サーキットのサーキットコース図はこのようになっていて、上空から見ているのでわかりにくいですが、全体が1km以上ある立派なコースになっています。直線もそこそこ距離があり、2スト125ccでも直線では最高100km/h以上のスピードが出せるコースかと思います。路面の状況も悪くなく、バンプもあまりしないのでとても走りやすく、やはり珠江デルタの中では間違いなく5本の指に入るコースだと思います(他にこの規模かこのレベルと同等・それ以上のサーキットは东莞麻涌竞速、深圳沙井极速、佛山三水赛车公园、佛山高灰、东莞道滘竞速、中山艾斯、广州速跑くらいしか思いつきません。基準はレンタルで2ストがあるかどうかですがここや中山艾斯のような例外もあります)。

逆に通常4スト車ですとほとんどアクセルは全開のまま、スーパー4スト車でもアクセルオフのみでいけるほど、コース幅も広く、そこまできついコーナーがあるわけではありません(唯一右下に見える複合コーナーのみ少しスピードが落ちます)。

珠海極速サーキット 走行動画

手前味噌ですみませんが、私がaraiのヘルメット上につけているGoPro Hero 9 Blackによるオンボード走行動画をお届けします。

▼スーパー4スト車両での練習動画です。私としたことが、途中2回もスピンしてしまいました。ちょっとしたステアリング操作ですぐにリアが流れてしまう感じがして、恐らくタイヤの摩耗とは思いますが、ちょっとビックリするレベルでした。

上はYouTubeですが、中国国内からはbilibili動画でどうぞ。。以下は埋め込みですが、映像が小さいので。。リンクはこちらです。

というわけで今回のカート場紹介はいかがでしたでしょうか。もし中国華南にいらっしゃる方はコメントなどでご連絡ください。ぜひ一緒に走りましょう!

中国で楽しむカート情報に関しては、当ブログでは「中国でカート」カテゴリで詳細に紹介しています。よろしければぜひご覧ください。

記事は以上です。

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