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WWDC17基調講演で新型iPad Pro 10.5インチ発表、9.7インチモデルは収束へ

本日未明に行われたWWDC17基調講演で、これまでの噂通り、10.5インチの新しいiPad Proがリリース発表&販売受付開始となりました。

従来の9.7インチモデルと比べ、このiPad Proはベゼルが更に40%も狭くなっており、それほど端末のサイズが変わらないにも関わらずディスプレイ解像度は2224×1668ピクセル、264ppiに達し、可視面積は20%も増えました。重量は微妙に重くなっていますが、実際のハンズオンでは見た目よりも軽く感じるそうです。Wi‑Fiモデルが469g、Wi-Fi + Cellularモデルが477gになっていますね。

そしてiPad Pro 10.5インチではフルサイズキーボードをサポートし、当然10.5インチ版専用のSmart KeyboardもAppleから発売されます。なお、今回のSmart Keyboardでは日本語バージョンなど多言語版が追加されます。

大きくなっただけでなく、True Toneディスプレイ、広色域、反射防止コーティングなど、12.9インチ版と遜色ない性能となっています。また明るさも600にととなり、HDRビデオもサポートします。

そしてiPad Pro 12.9インチ版にもあったProMotionテクノロジも10.5インチ版の特徴ですが、リフレッシュレートがこれまでの倍の120Hzまであがったことが特徴です。これによって、遅延が20ms以内に収まったApple Pencilとの更なるスムーズな使用感を実現させているようです。

動作スペックとしては、iPad Pro 10.5インチにはA10X Fusionチップが導入されました。このSoCのCPU部分は6コアとなっていて、そのうち3コアはハイスペックコアになっています。GPU部分は12コアになっていて、CPUは従来のA9Xよりも30%速く、GPUは40%速くなっています。

またiPad Pro 10.5インチでは12.9インチiPad Proと同様、急速充電が可能となっています。USB-C電源アダプタと、USB-C to Lightningケーブルでそれが可能になる、というわけです。オプションとなるようですが。。

iPad Pro 10.5インチは64GB、256GB、512GBという内蔵メモリ容量の製品展開ですね。もう、512GBなんて殆どコンピュータ並!そして値段はそれぞれ69,800円、80,800円、102,800円(全て税別)となっています。

本日から予約を開始し、来週から出荷されます。やはり噂通り、既に生産に入っていたんですね。

ちなみに本体の大きさは9.7インチiPad Proに比べ一回り大きくなっており、重さも少々重くなっています。本体の大きさが変わることで、カバーなどは10.5インチiPad Pro専用のアクセサリが必要となりますね。

そして、9.7インチiPad Proはひっそりと公式サイトから姿を消してしまいました。一代限りの、9.7インチiPad Pro、ということになってしまったことになります。ちょっとかわいそう。。

さて、こんなパワフルなアップデートを遂げたiPad Pro 10.5インチモデルですが、恐らくWWDC17基調講演の中ではサプライズだったiMac Proの次にインパクトのあった製品で、そして価格的には一番みんなが欲しくなったデバイスではないでしょうか。ただ、iPad Proと【Pro】の名前がつくほどの高性能をそこまで使いこなすような使い方ができるかと言われると、クリエイターでもない限り、なかなか難しいような気もします。。私自身はiPadは殆ど使っていないため、今回はパスかもしれません。

記事は以上です。

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