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【中国版より安いが充電は80W】REDMAGIC 12 Pro海外版は約14万2,000円から、日本は16万円前後か

ZTE傘下のNubia(ヌビア、努比亜)は2026年11月3日、ゲーミングスマートフォン【REDMAGIC 12 Pro】のグローバル版を発表しました。中国で10月15日に発売された「REDMAGIC 12 Pro+」の海外向けモデルです。2nmプロセスのSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6、185Hz駆動の6.85インチ有機EL、8,400mAhバッテリー、RGBで光る二重ループ液冷と25,500回転のファンを組み合わせた冷却機構を載せています。価格はREDMAGICグローバルストアで899ドル(約14万2,000円)から、北米では949ドル(約15万円)からで、一般販売は11月18日です。日本版の発表はこれからです。

画像:REDMAGIC (Global)(製品ページ)

中国版12 Pro+から削られたのは充電速度とトリガー

チップ、画面、バッテリー、RGB液冷は中国版のREDMAGIC 12 Pro+と共通で、細部はグローバル版の公式ページの記載どおりです。画面は6.85インチの2688×1216(1.5K)で、第9世代の画面下カメラによってノッチもパンチホールもなく、ベゼルは0.96mm、画面占有率は96.3%です。冷却は二重ループの液冷に25,500回転のターボファンとLiquid Metal 4.0を組み合わせ、液冷の配管が背面でRGBに光ります。

画像:REDMAGIC (Global)(製品ページ)

一方でGSMArenaによると、有線充電は中国版の120Wからグローバル版では80Wに、ショルダートリガーの反応周波数は中国版の700Hzから520Hzに落とされています。グローバル版の公式ページにも「最大80W」「520Hzトリガー」とだけ書かれており、120Wの表記はありません。メモリ構成も中国版は24GB+1TBまで用意されているのに対し、グローバル版の最上位は16GB+1TBです。昨年のREDMAGIC 11 Proのグローバル版も有線充電だけが120Wから80Wに落とされていましたが、11 Proのときは24GB+1TBがグローバルでも999ドル(約15万8,000円)で売られていました。ということは、今年は充電に加えてトリガーと最上位メモリまで海外向けで削られたことになります。

バッテリーは11 Proの7,500mAhから8,400mAhへ900mAh(約12%)増えましたが、充電は80Wのままです。同じ出力で容量だけ増えたのですから、満充電までの時間は11 Proより長くなるはずです。充電時間の数字は公式ページではまだ未掲載です。

前モデルから200ドルの値上げ、それでも中国版より安い

グローバルストアの価格は次のとおりです。北米はそれぞれ50ドル(約7,900円)高く、最上位だけ同額です。

色はNightfreeze(黒の透明)とSubzero(銀の透明)の2色で、一番安い12GB+256GBはNightfreezeだけです。Subzeroは16GB+512GBからなので、銀色が欲しい人は999ドル(約15万8,000円)からになります。

画像:REDMAGIC (Global)(製品ページ)

11 Proのグローバル版は12GB+256GBが699ドル(約11万円、北米749ドル=約11万8,000円)でしたから、どちらの地域でも200ドル(約3万2,000円)、率にして約29%の値上げです。2nmの最新チップと液冷の原価が乗ったと考えるのが自然です。11月12日から17日まで1ドル(約160円)のEarly Birdバウチャーを買うと869ドル(約13万7,000円)からになり、80W充電器とグッズが付いて1日早く注文できます。

ここで面白いのは中国版との比較です。中国版のREDMAGIC 12 Pro+は12GB+256GBが6,999元(約16万6,000円)、16GB+512GBが7,999元(約19万円)、16GB+1TBが8,999元(約21万3,000円)です。中国の価格は13%の増値税(付加価値税)込み、米国の価格は売上税別という前提の違いはありますが、増値税を外して計算しても12GB+256GBは約14万7,000円で、グローバル版の899ドルより約5,000円高いままです。税込で比べれば約2万4,000円の差です。つまりNubiaは、120W充電と700Hzトリガーと24GBメモリを削ることで、海外では中国版より安い値付けを成り立たせたということになります。

日本版はいつ、いくら?11 Proの前例から

11 Proのときは、2025年11月19日にグローバル版の一般販売が始まり、約1か月後の12月17日に日本版が発表され、12月24日に先行予約が始まり、年明けの1月8日に発売という流れでした。日本版の価格は12GB+256GBが129,800円、16GB+512GBが157,800円、24GB+1TBが192,800円で、日本版だけFeliCa(おサイフケータイ)に対応し、有線充電はグローバル版と同じ80Wでした。

11 Proの日本版129,800円は、グローバル版の699ドルを今のレートで換算した約11万円より約2万円高い水準でした。消費税とFeliCaの分と見ればおおむね筋が通ります。同じ差を12 Proに当てはめると、899ドル(約14万2,000円)に約2万円を乗せて16万円前後になる計算です。グローバル版の最上位が16GB+1TBに縮んだので、日本版も24GBモデルは出ない可能性が高いでしょう。REDMAGICの日本公式サイトは記事更新時点でタブレットのAstra 2の案内が最新で、12 Proは未掲載です。前例どおりなら年末から1月にかけて日本版の発表があるはずです。

海外版を先に買う場合、グローバル版にFeliCaはなく、11 Proでも日本版だけの機能でした。120W充電と700Hzトリガーが欲しくて中国版を選ぶと、価格は2万円以上高いうえにFeliCaもありません。ただ、日本でもスマートフォンはiPhoneをはじめ値上げ傾向にあるので、どうするかは最終的な発表を見てから決めた方がいいでしょうね。

小龍的にはこう思った

中国メーカーのスマートフォンは中国版が一番安くて一番高性能、というのがこれまでの常識でしたが、REDMAGIC 12 Proは「中国版が一番高性能で一番高い」という逆の形になりました。当ブログでもお伝えしたOPPO Find X10 Pro Maxは海外版でバッテリーを850mAh減らして価格も高くなっていましたから、同じ中国メーカーでも海外での値付けの考え方がかなり違います。Nubiaはゲーミングという狭い市場で、海外の買い手が受け入れる価格帯を先に決め、そこに収まるように仕様を削ったように見えます。マーケティングによる性能調整ということですね。

8,400mAhの大容量を80Wで充電するのは、中国版の120Wに慣れた目には物足りないですが、11 Proの日本版も80Wでしたから日本で買う人にとっては昨年と同じ条件です。画面占有率96.3%のノッチなし画面と、ファン付き液冷で長時間ゲームをしても性能が落ちにくいところがこの機種の本題で、動画視聴や原神クラスの重いゲームを1日中やる人には向いています。一方で重さは中国版の数字で223g、厚さ8.5mmですから、普段使いの軽さを優先する人には重い部類です。日本版の価格が16万円前後に収まるかどうか、年末の発表を待ちたいところです。

しかしなんといってもこの外観がめちゃくちゃかっこいいですよね。中国スマートフォンは明らかなパクリも多い中、このようにオリジナリティとかっこよさを追究しているメーカーや製品もあります。EVなんかを見ていても、ZeekrやLink & Coあたりは素晴らしいデザインと性能の車を出していたりします。中国だからということで毛嫌いしているとよいものを見逃してしまうので損だと思いますよ。

GSMArenaによると、OPPOは10月21日、【OPPO Find X10 Pro Max】とFind X10を英国・ドイツ・フランスなどで発売しました。インドでの発表は翌22日の予定と伝えています。当ブログでも10月10日に3眼すべて2億画素で海外へ出るとお伝えしていましたが、発表の日がそのまま発売日となった形です。GSMArenaが伝える価格は、Find X10 Pro Maxが512GBの1構成だけで約32万円(1,800ユーロ)、英国では約31万8,000円(1,500ポンド)です。そしてOPPO英国の製品ページには、バッテリーが7,150mAhで「欧州版の典型容量」と注記されています。中国...
【中国版よりバッテリー850mAh減】OPPO Find X10 Pro Max欧州発売、512GBのみ約32万円 - 小龍茶館

記事は以上です。

(記事情報元:REDMAGIC、GSMArena、FoneArena、Talk Android、テクノエッジ、ガルマックス。円換算は三菱UFJ銀行の公表相場2026年11月2日のTTM(TTM=(TTS+TTB)/2)、1ドル=157.80円、1人民元=23.72円による参考値です)

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