昨日未明にリリースされた、macOS High Sierra 10.13.6追加アップデート2。これは先月リリースされ内部性能がアップデートされた、新しいMacBook Pro(Touch Bar付きモデル、13インチ&15インチ)のみが対象とされたものでした。
AppleのmacOS 10.13.6追加アップデート2のリリースノートでは、MacBook Proの安定性とセキュリティ性能が改善されるとされていましたが、実際のところは以前取り沙汰されていた、以下2つの大きな問題がどうやら改善されていることを、MacRumorsが複数のWeb上やフォーラム上の証言から確認して報道しています。なお、これらの2つの問題については、以前当ブログでもお知らせしたとおりです。
- スピーカーからクラック音(雑音)が聞こえる問題
- カーネルパニック問題
特に後者は新たにMacBook Proに追加されたT2チップのせいで引き起こされるとされていて、Appleとしては都合が悪いのか、これらの問題について直接言及することはなく、現在でも今回リリースされた追加アップデート2(パッチ)がこの問題に対応したものだということは公言していません。ただ、実際に問題が修正されていることをみれば、Appleはこの問題について注目し、修正を加えたのは間違いないといえるでしょう。
しかし問題をひた隠しにしてこっそり修正するより、本来は正直に認めた方が企業としては好ましい対応だと思われます。この辺りでAppleが、ユーザからの失わなくてもいい信用を失ってしまったとしたら、非常にもったいないことです。
いずれにせよ、新しいMacBook Proを購入された方は、上記の追加アップデート2パッチを早急に適用することをお勧めします。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)