10月末に行われたばかりのApple新製品発表イベントで発表された、最新のMac mini 2018モデル。Mac miniは4年ぶりのアップデートだったため、その登場には狂喜乱舞するユーザが多かったかと思います。さてそのユーザガイドに、未発売の新しいAppleディスプレイとおぼしきイラストが描かれていることが9to5Macで報道されています。
これが問題の画像。右側に接続するためのディスプレイ(別売)のイラストが描かれているのですが、このイラストは現在は存在しないディスプレイに見受けられるのです。Appleは2年前の2016年に、Appleの象徴的製品でもあったThunderbolt Displayをディスコン(生産終了)とし、サードパーティのディスプレイをユーザに勧めるようになりました。しかしこのユーザガイドに載っているディスプレイは、従来のThunderbolt Displayと同様の脚がついているにも関わらず、ベゼルがかなり狭く描かれています。以下のかつて販売されていたApple Thunderbolt Display 27インチ(型番:MC914LL_A_27)をご覧いただければ、その違いは一目瞭然かと思われます。
市場には既に複数のThunderbolt 3に対応したディスプレイが溢れ、そのうちの1つはLGのディスプレイで、Appleも推奨しています。ただ、AppleファンとしてはやはりApple純正のディスプレイを使いたいというのが人情というものではないでしょうか。
ちなみに、Appleが製品ユーザガイドに未発売製品のことを掲載するのは初めてではありません。9月にリリースされたばかりの最新iPhone XS/iPhone XS Maxのユーザガイドには、マルチデバイスワイヤレス充電パッド”AirPower”の表記があることから、昨年発表されて今年中にはリリースするといわれていたAirPowerの発売が確実視されたこともありました。ただ、AirPowerについては10月末のイベントにも登場せず、年内のリリースは絶望的ではないかと思われます。
一度ディスコンになったThunderbolt DisplayをAppleがリニューアルして再発するとはあまり思えませんが、一縷の希望を残すユーザもいることをAppleは意識した方がいいような気がします。特に最新のMac miniの売れ行きがよければ、ディスプレイも一緒に売れるのではないかと思いますが、今の時点で出ていないと残念ながら商機を逃すことになりますね。OEMでもいいので、リリースしたらいいんじゃないかと思いますが。。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)