iPhone 18 ProシリーズのDynamic Island(ダイナミックアイランド)は、前世代のiPhone 17 Proから約25%小さくなっていると9to5Macが報道しています。理由は、顔認証Face IDを構成する赤外線カメラをディスプレイ下に移す再設計です。Appleが長年取り組んでいる「切欠きのない画面」への第一歩となります。
Dynamic Islandが25%縮んだ理由
Dynamic Islandは、9to5Macが言及するように2022年のiPhone 14 Proで、iPhone Xで初めてFace IDが導入されたときに揶揄された切り欠き(ノッチ)の後継として採用された、画面上部の黒い長円形の領域です。この下には、Face IDを構成する3つの部品とフロントカメラが収まっています。3つの部品とは、顔へ赤外線のパターンを投影するドットプロジェクター、顔を照らすフラッドイルミネーター、投影されたパターンを読み取る赤外線カメラのことです。
同メディアによると、このうち赤外線カメラだけをディスプレイの裏側へ移した結果、Dynamic Islandの面積はiPhone 17 Pro比で25%減ったとのことです。面積で25%減るとは、黒い領域の4分の1が画面として戻ったということです。動画を全画面で見るときや、ゲームの描画領域がその分だけ広がります。ただしドットプロジェクターとフロントカメラは今も上側に残っているため、Dynamic Islandが消えたわけではなく、段階的な縮小がなされたという形です。やはり全画面ディスプレイ表示とはほど遠いものとなります。
赤外線カメラだけが先に画面下へ
赤外線カメラだけが先に画面下へ移れたのには、理由があります。赤外線カメラは目に見えない赤外光で顔の凹凸を読み取るため、ディスプレイの画素の隙間を通るわずかな光でも認証に使えます。一方のフロントカメラは、目に見える光で普通の写真を撮る部品で、画素の隙間を通すと解像度と明るさが落ちます。サムスンがGalaxy Z Foldシリーズで実用化している画面下カメラも、写りをAI処理で補正して実用に届かせている方式です。
Face IDの部品を段階的にディスプレイ下へ移し、最終的にフロントカメラまで埋めた完全なフルスクリーンiPhoneを作る、という予測は、ここ数年アナリストから繰り返し出ていました。今回の赤外線カメラ移設は、その第一段階が実機で裏付けられた形です。フロントカメラの画質の課題が解けない限り、Dynamic Islandが完全に消えることはありません。
A20 ProのGPUは40%向上
同じ報道では、iPhone 18 Proシリーズに搭載のA20 ProチップのGPU性能が、前世代のA19 Pro比で最大40%向上していることも伝えられています。当ブログでもお伝えしたとおり、A20 Proは2nmプロセスで製造されており、中国市場ではこのチップが販売好調の理由に挙げられています。
また同メディアの指摘の通り、GPUの40%向上が効く場面は、画面描画の負荷が高い処理に集中します。3Dゲームのフレームレート、レイトレーシングによる光の表現、そしてApple Intelligenceのオンデバイス処理です。CPU向上の恩恵がアプリ起動などの日常操作に広く薄く広がるのに対して、GPUの向上は重い処理を使う人ほど直接体感しやすくなるはずです。
小龍的にはこう思った
小龍的には、iPhone 18 ProのDynamic Island縮小は、完全なフルスクリーンを目指すAppleの長期的なロードマップにおける着実な一歩だと考えます。ただ、25%の縮小とはいえ、フロントカメラの穴が残る以上、動画視聴時などの「画面の一部が欠けている」という体感はiPhone 17 Proと大きくは変わりません。
現在iPhone 15 Pro以前の機種をお使いの方の中には、完全なフルスクリーンを期待して買い替えを待っている場合もあるでしょう。しかし、フロントカメラの画面下への完全移行にはまだ数年かかると予測されるため、今回のiPhone 18 Proで一度買い替えるのが妥当な判断です。一方で、すでにiPhone 17 Proをお持ちの方は、Dynamic Islandの縮小だけを理由に買い替える必要性は薄く、最大40%向上するというGPU性能を3Dゲーム等で活かせるかどうかが選択の分かれ目となります。
個人的には、ダイナミックアイランドを形成せざるを得なくなる原因を作ったFace IDなんかやめちゃえば?と思ってしまいます。
iPhone Duoと同じく、電源ボタンにTouch ID(指紋認証)を入れてしまえば、あとはインカメラだけになるんだから、iPhone Duoの内側のカメラのようにアンダーディスプレイにしてしまえば全面表示が実現するのにね、と思うのですが。お値段的にもショボいカメラ以外の性能も最高峰のiPhone DuoがTouch IDだけでいいとされるなら、それ以下のモデルのProやPro MaxもTouch IDのみでいいじゃん、という風になりませんかね?安全性がFace IDの方が高いというのは間違いないですが、だったらなぜiPhone Duoに入れなかったのか?なぜAppleがここまでFace IDに拘るのか、理解に苦しみます。iPhone Xで最先端の技術を入れたという鳴り物入りで登場したものをやめられないだけかと思います。Appleにしては珍しく、シンプルさを求めず、不要なものを排除していないですよね。
当ブログでもお伝えしたとおり、iPhone 18 Proシリーズについては、Face ID不具合への修正アップデート予定、分解で見えたフロントパネル修理の課題、中国での販売初週の動きを伝えています。
| 【iPhone 18 Pro】と【iPhone 18 Pro Max】で、Face IDの認証失敗後に端末が固まり、再起動する不具合が発生しています。この問題について、Appleが修正アップデートを提供する予定です。アップデート時期は時期は翌週前半。正式な配信日とバージョン番号は更なる公表待ちとなります。画像はイメージです。認証失敗から端末の再起動へ今回の問題は、顔を認識できずにロック解除をやり直すだけでは済まない点です。認証失敗後に操作を受け付けなくなり、端末が再起動してしまう症状が確認されています。Appleはこの問題を認め、翌週前半... 【来週前半に修正アップデート配布予定】iPhone 18 Proシリーズ、Face ID失敗後の再起動不具合が発生 - 小龍茶館 |
| 【iPhone 18 Pro】の目玉機能(SoC性能アップ以外のほぼ唯一の変更点!?)「可変絞り」は、6枚の小さな羽根を動かす仕組みでした。iFixitが9月20日に公開した分解では、カメラ内部とともに、フロントパネルを外す工程で枠が破損した事例も報告されています。発売直後の新機種を、撮影のカスタマイズ自由度と修理のしやすさから見てみましょう。6枚の絞り羽根を表現した生成AIによるイメージです。実機の分解写真や内部構造を正確に再現した図とは異なります。6枚の羽根で変わる光の入口iFixitの分解によると、薄い樹脂系複合素材の羽... iPhone 18 Pro分解現場で見えた6枚の絞り羽根と、フロントパネル修理の課題 - 小龍茶館 |
| 中国におけるiPhone 18 Proシリーズの発売後7日間の販売台数が約130万台に達したことが明らかになりました。約20.5万円(9,999元)という価格設定ながら、前年のiPhone 17 Proシリーズを上回るペースで売れています。画像:Apple(Apple Newsroom)前年のiPhone 17 Proを上回るペース中国のIT系メディアであるIT之家は、微博(Weibo)のブロガー「@RD观测」による個人の集計データを引用し、iPhone 18 Proシリーズの中国国内での販売状況を報じています。報道によると、9月18日の発売から7日間におけるsell-out(実際の販売台数)は約1... 【初週130万台】iPhone 18 Pro、中国で前年比115%の好調な滑り出し。約20.5万円〜 - 小龍茶館 |
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)
