サイトアイコン 小龍茶館

【本日発売】HomePod mini 2は24,800円、日本の公式ページにSiri AIの記載なし。マイクは3つに

Appleの【HomePod mini 2】が本日2026年10月30日、日本でも発売されました。価格は24,800円、カラーはホワイト・ピンク・グリーン・ブルー・ミッドナイトの5色です。当ブログでは10月14日の発表時に価格と概要をお伝えしましたが、発売日を迎えた今日の時点でApple日本の製品ページには「Siri AI」という記載は皆無です。同じ製品の米国の製品ページは「Meet Siri AI」を大見出しに掲げ、「今後のソフトウェアアップデートで提供」と添えています。つまり日本で今日HomePod mini 2を買って手に入るのは、新しいチップとWi-Fi 6Eと光る天面を備えた、Siriの中身は従来のままのスピーカーです。

画像:Apple(製品ページ)
Appleが2026年10月13日(日本時間同日22時)に【HomePod mini 2】を発表しました。日本価格は24,800円(税込)で、同日から予約を受け付け、10月30日(金)に発売されます。チップは初代のS5からS10へ替わり、色はホワイト・ピンク・グリーン・ブルー・ミッドナイトの5色です。本体上面が音楽に合わせて光る「サウンドグロー」と、新しいApple TV 4Kとの4台サラウンドが新機能です。目玉のはずのSiri AIは発売時には使えず、後日のアップデートで英語のみ8か国から始まるということです。日本語版のプレスリリースではSiri AIの記述は...
【日本は24,800円】HomePod mini 2が10月30日発売、Siri AIは後日で日本語は未定 - 小龍茶館

日本と米国で異なる製品ページの顔

米国ページのSiriの節は「Meet Siri AI. More personal. More powerful.」で始まり、その下に「今後のソフトウェアアップデートで提供。利用制限がかかる場合があります」と書かれています。脚注には、Siri AIを使うにはホームの所有者のiPhoneかiPadで最新のソフトウェアを入れ、Siri AIをオンにして対応言語に設定しておくことが条件で、EUでは当初提供を見合わせる、ともあります。一方のApple日本のページでは、Siriの節は「インテリジェントアシスタントのSiriが、HomePod miniをあなたの家のいろんなことをコントロールする司令塔に変身させます」という従来のSiriの説明そのものです。Apple Intelligenceという語はサウンドグローの脚注に1か所だけ、「サウンドグローで音声コントロールを利用するには、最新のソフトウェアを搭載しApple Intelligenceを有効にしたiPhoneが必要です」という形で出てくるだけです。

発表時の英語のプレスリリースでは、HomePod mini 2のSiri AIは後日のアップデートで、英語のみ、米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・インド・シンガポール・南アフリカの8か国から始まると書かれていました。日本は対象外です。しかも上の脚注のとおり、HomePod mini 2が自分でSiri AIを処理するのではなく、同じホームのiPhoneかiPadのSiri AIの言語設定に乗る仕組みです。ということは、iPhone側の日本語Siri AIが来た後に、さらにHomePod側の対応言語に日本語が追加されるまで待つ二段構えになります。iPhoneの日本語Siri AIについては、iOS 27.2のRC版の記事でお伝えしたとおり、Apple日本が「年内」と案内している段階です。HomePod mini 2で日本語のSiri AIがいつ使えるかについては、Appleから未発表です。

マイクは4つから3つへ、S10チップで補う設計

Apple日本の仕様ページには「離れた場所でSiriに対応する3つのマイクのデザイン」とあります。MacRumorsによれば、初代HomePod miniのSiri用マイクは4つだったので、1つ減っています。チップは初代のS5(Apple Watch Series 5と同じ)からS10(Apple Watch Series 10と同じ)に上がりました。Appleはこれで「高度なコンピュテーショナルオーディオ」が可能になると説明していますが、初代より音質が良くなったとは言及を避けているとMacRumorsは指摘しています。マイクを減らした理由も不明です。5世代分新しいチップの処理能力があれば、3つのマイクでも声の方向と雑音の分離を今までどおりこなせるとAppleが判断した、と見るのが自然です。部品を1つ減らして原価を抑えたとしても、米国価格は初代の99ドル(約1万5,600円)から149ドル(約2万3,500円)へ上がっているので、節約分が買う側に戻ってきた様子は見られません。

そのほかの仕様は、Wi-Fi 6E(初代はWi-Fi 4)、Bluetooth 6、Thread、温度と湿度のセンサー、高さ84.3mm・幅97.9mm・重量335gです。同梱は20Wの電源アダプタとマニュアルだけで、外観の寸法は初代とほぼ変わらない小型スピーカーのままです。

今日買って使えるもの、使えないもの

サウンドグローは今日から使えます。天面が曲に合わせて光り、アルバムアートの色に合わせて色が変わる機能です。しかしこれはHomePodソフトウェア27.2で初代HomePod miniとHomePod(第2世代)にも配信されるので、光る天面だけを目当てに買い替える動機としては弱いです。

4台サラウンドは今日の時点ではお預けです。Apple日本のページの脚注にあるとおり、最新ソフトウェアを入れたApple TV 4K(第4世代)とペアリングした4台のHomePod mini 2またはHomePod(第2世代)が必要で、フロントとリアの各ペアはモデルの統一が必須です。そのApple TV 4K(第4世代)は49,800円で11月13日発売なので、HomePod mini 2を今日4台揃えても2週間はサラウンドを構築不可です。費用はHomePod mini 2が4台で99,200円、Apple TV 4Kを足して149,000円です。初代HomePod miniはこのサラウンドの対象外なので、初代を4台持っていてもApple TV 4Kを買うだけでは構築不可です。

Macのスピーカーにする機能は、Wi-Fi 6E以降を搭載したMacで、HomePodソフトウェア27.2を入れたHomePod mini 2またはHomePod(第2世代)が対象です。これも初代HomePod miniは対象外です。そしてSiri AIは、英語でも後日、日本語は時期未定で、今日は利用不可です。

Appleは米国時間2026年10月19日(日本時間20日未明)に、【iOS 27.2】とiPadOS 27.2のRC版(リリース候補版。問題が見つからなければそのまま正式版として配信されるビルド)を開発者向けに配信しました。macOS 27.2、watchOS 27.2、tvOS 27.2、visionOS 27.2のRC版も同じ日にそろっています。MacRumorsによると、iOS 27.2ではSiri AIがフランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語に拡大します。日本語設定のiPhoneではiOS 27にしても従来のSiriしか使えない状態が続いてきましたが、ようやく日本語でもSiri AIが使えるよう...
【日本語Siri AIがついに】iOS 27.2のRC版が配信、正式版は来週か。HomePodは4台サラウンド対応 - 小龍茶館

米国149ドル(約2万3,500円)に対し日本は24,800円

米国価格は149ドル(約2万3,500円)です。初代HomePod miniは99ドル(約1万5,600円)で発売され、今年6月に129ドル(約2万400円)へ値上げされたうえで、HomePod mini 2で149ドルになりました。発売時から見ると50%の値上げです。日本では初代が2020年11月に11,880円(税込)で発売されたので、24,800円は約2.1倍です。149ドルを今の為替で換算した約2万3,500円と日本の24,800円を比べると、日本の方が約1,250円、5%ほど高いだけで、1ドル158円台の今はほぼ米国並みの値付けです。円安が進んでいた時期のような「日本だけ割高」という状態からは脱しました。

実機で分かったメッシュの二層構造

MacRumorsが紹介したCraig’s Tech Talkの実機動画で、本体を覆うメッシュが外側と内側で色の違う二層になっていることが分かりました。ピンクは外側が薄いピンクで内側がコーラル、ブルーは外側が青で内側が緑、グリーンは外側が緑で内側が青と、ブルーとグリーンは表裏が逆の組み合わせです。ミッドナイトとホワイトにも同じ二層の作りはありますが、差は控えめです。初代HomePod miniのメッシュは単色でした。Appleの公式写真では平らな一色に見えるので、色で迷っている人は店頭で近くから見た方がよいでしょう。

小龍的にはこう思った

小龍的には、初代HomePod miniを持っている人が今日急いで買い替える理由は薄いと考えます。サウンドグローは初代にも来るので、HomePod mini 2でしかできないことは4台サラウンドとMacのスピーカー化の2つに絞られ、サラウンドの方はApple TV 4K(第4世代)込みで149,000円、しかも11月13日まで構築不可です。Apple TV 4Kまで買い替えるつもりがあるかどうかで決まる話です。もちろん、音質はHomePod初代よりは改善されているのでしょうけれども、そもそもが小さい個体ですし、データは完全デジタルでWi-Fi経由です。そこまでの音質を求める人が買うスピーカーではないでしょう。

逆に、Siri AIが来るのを待ってから買うという考え方にも意味は薄いです。本体は同じで、Siri AIはソフトウェアアップデートで後から入るからです。ただしSiri AIを目当てに今日買うのも早すぎます。日本語がいつ使えるかはiPhone側もHomePod側も決まっておらず、しばらくは従来のSiriのまま使う前提になります。初めてHomePodを買う人や、Wi-Fi 6E対応のMacのスピーカーが欲しい人は、今日買って困る場面は少ないはずです。Siri AIは日本語の時期が出てから、改めてお伝えしたいと思います。

記事は以上です。

(記事情報元:Apple(日本)、Apple Store(日本)、MacRumors。円換算は三菱UFJ銀行が2026年10月29日に公表した仲値TTM、1ドル=158.03円で計算した参考値です)

モバイルバージョンを終了