Forbesの報道によると、ケースメーカーのOlixarが、今年はAppleがiPhone SEの後継機、iPhone SE 2のプロジェクトをキャンセルしたとの情報を出しています。その理由は、Appleは今年発売されると噂される、iPhone Xの後継機の5.8インチiPhone X 2、6.5インチのiPhone X Plus、6.1インチのLCD搭載廉価モデルという3機種の新型iPhoneに集中するため、ということです。AppleがiPhone SE 2を放棄した原因は恐らくシンプルなものです。なぜならこれら噂の3機種の次期iPhoneの方が、単価が高く、販売実績に響くからです。
iPhone SE 2はこれまでの噂によれば、iPhone X miniとも呼べるようなスペックとされていました。iPhone Xと同様ベゼルが非常に狭く、全画面ディスプレイとなっているなどの情報が流れていたのです。しかしサイズは4インチということで、この大きさを好むユーザは世界的に見れば恐らくそれほど多くないと思われます。とはいえ、このiPhone 5〜5sのサイズが好きな熱狂的なファンがいるのも事実です。
今回のiPhone SE 2がキャンセルになったというニュースは、特段驚くべき情報でもないかもしれません。これまで、未発表Apple製品のリークで定評があった元KGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuo（郭明錤）氏も、かなり早い時期からiPhone SE 2は今年のリリースは難しいとしていました。またその理由についてもほぼ同じで、3機種の次期iPhoneに社内リソースを集中するためというものでした。またiPhone Xの出荷時期が遅れたという失態を今年は起こさないようにするためには、iPhone SE 2をリリースする余力は残っていなかったという事情もあったかもしれません。
ちなみに、Olixarは今年発売されると噂されている2機種の新型iPhone、6.5インチのiPhone X Plusと6.1インチのLCD版iPhoneの外形寸法を以前フォーブスのみにリークしています。6.5インチiPhone X PlusはiPhone 8 Plusとほぼ同じで、156.9×76.9mmとされ、6.1インチiPhoneは現在の5.8インチiPhone Xよりも少々大きく、147.12×71.52mmとされています。
もちろん上記のOlixarの情報はAppleにおいて確証がとれたものではないため、信憑性については何ともいえないところです。
記事は以上です。
（記事情報元：Forbes）