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Apple、大量の偽造品販売を阻止した韓国の警察に感謝賞を贈呈予定

Appleは、10億ウォン(約1億円)相当の偽造Apple製品の販売を阻止したとして、韓国の警察官に賞を贈呈することになりました。その偽造されたApple製品は中国から韓国に到着した後に発見され、押収されました。

Korea Heraldによると、この賞は今週金曜日にAppleの中国での偽造防止業務責任者によって発表される予定だということです。

米ハイテク大手Appleは10日、10億ウォン(約9700万円相当)のAppleを騙る偽造アクセサリ販売を阻止するための努力に対して感謝の意を表明するため、地元警察部隊の役員に盾を贈呈することを計画しています。

感謝の印として、Appleのアジア太平洋地域オペレーション担当シニアディレクターDonald Shruhan氏は、今週金曜日に韓国京畿道富川(Bucheon)の素沙(Sosa)区警察署を訪問し、地元の偽造充電ケーブルとイヤホンの販売店を摘発し逮捕した捜査官に感謝の気持ちを伝える予定ということです。

卸売業者は詐欺と商標違反の疑いで逮捕されました。商品が中国からどのように国内に入ったのかについては、調査が現在進行中です。

中国製の偽造Apple製品にはだいぶ前から問題になっていました。世界最大の電子市場、広東省深圳の華強北市場には、全中国だけではなく、全世界からありとあらゆる電子機器及びアクセサリの買い付けにバイヤーが訪れますが、そこで販売されているケーブルや充電器のほぼ99%が偽物だといわれています。ケーブルや充電器はいわゆる偽造アクセサリの代表的なターゲットですが、後者は安全基準に準拠していないため、しばしば危険をもたらします。もちろん、中国にはiPhoneの偽造品や、Apple Storeの偽物も溢れかえっています。

2016年に行われたオンラインで実際に購入した400個の偽造Apple充電器の安全性テストでは、驚異的なことに99%の製品が危険であることがわかりました。かつて、偽造充電器によって人が死んだことさえありました。

Amazonのような世界的に知名度が高く、評判の良いECウェブサイトから購入することでさえ、常に本物であることの保証があるとは限りません。ある時、Appleが独自のテストを行ったところ、Amazonを通じて販売された「本物」とされる充電器のほぼ90%が偽物であることが判明しています。Amazonはその調査の結果に対して、ブランドレジストリプログラムを作成し、後にAppleと提携し、AppleのAmazon内公式正規販売店を立ち上げたほどです。

日本ではさすがにそこまでのものはないかと思いきや、やはりAmazonや楽天市場など、大手のECサイトでは出所が不明な紛い物の中国製品に溢れかえっています。Apple製品を騙っているものも恐らく少なくないと思われます。購入は、特に充電器などの人命に関わるアクセサリについては、できるだけ名前が知られているサードパーティメーカーのもの、そしてケーブルについては有名なメーカーが製造するApple公認のMFi認証が取得されているものを購入するようにすることをおすすめします。中国にいる人は、小米のLightningケーブルが安くて本物のMFi製品なのでいいですよ。

記事は以上です。

(記事情報元:9to5Mac

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